鳩の読書『嫉妬の世界史』
突然ながら私は嫉妬しぃである。
絵が上手い人、才能あふれる人、成功している人、なにかと目立つ人、友達が多い人、富める人、身内に恵まれた人、恋人がいる人、見目麗しい人……とかく世の中には分と比べて秀でている人が多い。
順風満帆な人生を歩んでいる人を見ると如何に自分が蟻の歩幅で生きているかを思い知らされる。じゃあ他人の暮らしぶりを見なければいいのでは?と思うかもしれないが、私にとってはSNSが人生の一部と化してしまっているので「呼吸をするな」と同義になってしまう。
つまりネットの世界で生きていくうえでは避けられないのがこの嫉妬心というわけなのだ。
これには困った。嫉妬、それは単純に人を羨むのとはわけが違う。
憧れや羨望ならまだ相手に対してプラスの感情が働いているものの嫉妬に関してはもうネガティブな感情でしかないのだ。
妬むには相手を強く憎む気持ちがある。
憧れや羨む気持ちはステージ上で踊っているアイドルをただ遠くから眺めているモブの私という月とすっぽん状態をよく理解している。「もしあんな風になれたらなぁ~」程度の軽い夢を見る気持ち。そこに優劣はあるものの敵意はない。
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