図書館にある面白い本の見分け方
こいつは果たして課題をやっているのかどうか?
テスト前に部屋を片付け始めるのと同じく、勉強をしない言い訳に趣味に没頭しているのではないか?最近そんな疑問が湧いてくる。
お絵描きもゲーム配信も将来のためなのに何だか遊んでいる気がしなくもない。お絵描きは将来的にイラスト担当になるためでもあるし(なにせイラストの値段は高い、AIだとなんか味気ない、だったら自分で描けるようになるのが一番の節約術である)ゲーム配信は、ゲーム制作のための勉強でも、お金を稼いで少しでも生活の足しにするためのものなのに、心のどこかでは遊んでいるのではないか…?と思ってしまう。
それも「絵なんか描いてないで勉強しなさい!」だとか「ゲームなんかやってないで勉強しなさい!」と言われて育ったからだろう。絵もゲームも本気で取り組めば苦しい趣味(道)である。イラストレーターで食っていけるのも、プロゲーマーとして食っていけるのもほんの一握り…であり、広く趣味として知れ渡っているものだからこそ競争相手が多いと思えないのは大人の悪い癖でもある。
しかし例え趣味だとしても文句を言われない趣味というものがある。
それが「読書」なのだ。むしろ大人こそ読書への忌避感が強いのかもしれない。だから読書をして時は基本何も言われなかった。内容がどうあれ本というものは人を知的に見せるものらしい。
そんなんで「読書」は最高の逃げ道である。
自分でも「読書」をすると人間の正しい行いをしているような気分になってくる。充実した時間の使い方をしている気がする。なんか賢くなった気がしてくる。本を読むという行為自体が何か特別で一般人と自分を隔てさせる悪い優越感を呼び起こさせる。よく本を読むだけで「高尚ぶりやがって」という悪口がSNSで見られるが、真の読書好きではない自分なんかは「読書しないでいつ高尚ぶるんだよ!!」と反論したくなる。
今はちょうど読書の秋、紅葉で色づき始める公園の木々、そしてベンチに座って読書する眼鏡でセーターでマフラーの知的お兄さん…そんな妄想をしたっていいじゃないか!バカがちょっとお利巧のコスプレをしたっていいじゃないか!やっぱり読書家キャラっていいよね!!
そんなんで前置きばっかり長くなってしまったが、最近本を借りてわかったことがある。面白い本と面白くない本の見分け方である。
今読んでいる本はこれである。
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