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列車はいいね『続々々々々・亀戸線アゲイン』
最終的に浦和まで遠征してしまった亀戸線の旅のお話の続きです。
前回の『浦和編』はこちら↓
電車が混む前に帰ろうと、浦和からの帰路に選んだのはグリーン車でした。ずーっとずーっと気になっていたグリーン車。そのグリーン車に乗る時がついにやって来たわけです。ここに至るまでずいぶんと調べましたよ、グリーン車のことを。それでもわからないことだらけのグリーン車。と、さっきからグリーングリーン言ってただグリーン車と言いたいだけの人みたいになっていますが、とにかくグリーン車は謎だらけです。
そもそも、
グリーン車はどの列車についているのか
そして、
湘南新宿ラインはどこに停まるのか
さらに、
湘南新宿ラインはどこから来てどこに行くのか
と、調べば調べるほど、普通にわかりそうでどんどんよくわからなくなっていくというラビリンス。わからない。わからない。わかりそうでぼんやりふんわりよくわからない。こうなったらぶつかり稽古しかあるめぇよ!という流れです。
ということで、ぶつかり稽古スタート。券売機にパスモをイン。いきなり表示された選択肢の意味がよくわからない。わからない。ゆえに一回目は失敗。手強いぞ!
気を取り直して再度パスモをインし、今度は選択肢のさっき失敗した方じゃない方を押してみると、行先ボタンの画面へと移行しました。おぉ!
いきなり『新川崎』のボタンが視界に飛び込んできました。新川崎が私を押せと言っています。新川崎かー。そうきたかー(新鶴見機関区と隣接している貨物列車見放題駅です)。と、思わず新川崎をポチッと押して貨物を拝んで帰ろうかなどと、稽古中にもかかわらずテンションが上がってしまいましたが、いい加減帰りなさいよ私。加えて新川崎というのもこれまた一筋縄ではいかぬ駅ですからね。うっかりしていると一瞬にして横浜までワープしてしまう魔の時空が存在するのでやめておきました。
さぁ、そんなこんなでなんとかグリーン権取得に成功したっぽいので帰ります。浦和よ、さようなら。先輩、次は華月ね。
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グリーン権(券)を取得した私は浦和駅のホームにて『グリーン車にご乗車の方はここ』というゾーンにて電車を待ちました(ホームにあるグリーン券売機でサッと買ってパッと乗るのが私の最終目標です)。すると、いきなり遅延の放送が。え!お初のイレギュラーは動揺しますね。そしてこの遅延によりグリーン車待機ゾーンに人がたくさん集って来ました。どうしよう。たしかグリーン車は満席の場合は普通車に乗って、そんでもってグリーン権を払い戻ししてもらって…え?それってどうやって?てゆーか…そもそも中で普通車に移動できるんだろうか…。などと考えていたら頭がいっぱいになってしまい今すぐNew Daysに駆け込み缶ビールを一気飲みしたくなりましたが、そうこうしているうちにホームに湘南新宿ラインがキタキタキターッ!私のグリーン車がついにやって来ました!
……〈グリーン〉……
ところが、あろうことかグリーン車は、私の前をすぃーっと勢いよく通過し、ずいぶんと先の方にいってしまったのです。へ?
代わりに私の目の前に停まったのは普通の車両でした。もしかしてこれがグリーン車なのか…。もしや新スタイルの普通タイプグリーン車とか?そうか新しいのか…。と、判断能力が一瞬皆無になりましたが、我に返りに慌てて先の方に停まったグリーン車両までダッシュ!ギリギリで飛び乗り、グリーン車の扉は閉まりました。うぉぉ!
ぶつかり稽古が激しすぎる!
《続く》