一緒に敵を倒す仲間と、背中を任せる仲間
知人の会社にちょっと問題社員がいて、その社員さんは120%頑張って仕事をしているんだけど、周りの言うことを聞かないで自分の考えだけで突っ走ってしまうというタイプの人だった。だけどやる気は人一倍。
こういうケースは非常に難しい。
やる気があるとういのは素晴らしいことだし、うちにみたいなクリエイティブなことするような仕事は、愛情がないと作れない。だけど恋愛と同じで、どちらか片方の愛だけが強すぎたり、違う方を向いていては上手くいかない。
「ブランドはこうするべき」「会社はこうあるべき」「ベンチャーはこうあるべき」
自分の中の価値観で「こうあるべき」と決めて周りを巻き込んで行動してしまう。これでは、ただの勘違いヤローになってしまう。「こうあるべき」の地図が誰が書いていくのか?もっと言うと、地図を書いて実際の行動に落とし込み動き始めた時の責任は誰がとるのか?それは、経営者しかいない。
経営をしていくには2通りの仲間がいると思う。
一緒に敵を倒す仲間と、背中を任せる仲間。どちらも大切で絶対に必要な仲間。だけどこの2つは性質が違うので、そこを混同してはいけない。ここを混同してしまうと大変なことになる。例えば・・・背中を任せる仲間というのはコンサルタントや外部役員のような方で、一緒に敵を倒す仲間というのが現場で共に戦う社員のような。(私もある方にこのお話を聞いてものすごく納得した)
どちらかを安心して任せられる人を本当の「右腕」というのもかもしれない。
経営者は常にこんな信頼できる人を探し求めているように思う。なかなか出会うことのできない相手だけど。もし出会うことができたら、自分のパワーが何倍にもなるように感じるんだと思う。
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