ひきこもりの解決11(現在と、振り返り5)
すっかりお花見シーズンとなり、気持ちも軽やかな日々ですね🌸
でも、こんなごく普通の時候の挨拶ですら、ひきこもり当事者とその家族にとってはどこか他人事のような、
満開の桜も、暖かな陽気も、賑わう人々も、散歩中の犬を見ても、
何もかもが眩しすぎる気がしたことを覚えています。
またここに戻って来られるんだろうか?というような気持ちでした。
どれほどホッとするような爽やかな気候でも、ひきこもりと鬱病の暮らす家の中は、どんよりとした淀んだ空気が満ちていて、
言葉を選ばずに実感として表すなら、
いつまでも乾かない洗濯物さながらで、
な〜んにも変わりませんけど?
というような心境でした。
でも、戻って来られました。
現在 28歳
先日、娘の作業場から3人のお友達を迎えて、食事したり話したり、途中から私までゲームに呼ばれたりしながら楽しく過ごし、良いひとときとなりました。☺️
今回遊びに来られなかったメンバーの中に、
驚くほど過干渉な親御さんからの制限を受けている子(20代)がいて、
おぉ〜 耳を疑う😳
ここにもいた。
そりゃあ病むよね。と、
私の毒親や、娘の育った環境を重ねつつ、
その束縛系の親御さんは、
つまりは、私と同年代なのかと思うと、
失礼ながら時代錯誤と思うくらい、
(もちろん時代の問題ではないです)
クラクラするやら、
お子さんが可哀想過ぎるやら、
その親御さんとは決して友達になれない、と思うやら、でした。
私も子供の頃、小学校高学年の時ですら、夕方16時にすぐ近くの公園で遊んでいたら、
鬼の形相をした母親がやって来て、
「いつまで遊んでいる!」と連れ戻されたり、👹
友達の家にお邪魔していたら、
やはり母親から、殴り込みのような電話が掛かってきて、👊
(友達のお母さんにも失礼過ぎる&申し訳ない)
「いつまでいるの!早く帰って来なさい!」と、叱られていたこと思い出しました。😞
20代になってからでも、あれこれ口を挟まれたり、時には泣かれたり(!)と束縛は続きました。
気持ちわかるわ‥。
娘の現在の様子を書くつもりが、私の話になっちゃいました。
すみません。苦笑
不安症の親を持つ子供は、苦労がつきまといますね。
その不安を解消してあげるのは、
子供の役目じゃありません。
勘弁してよ‥ ですね。
さて娘は、現在のA型作業所の前には、
2箇所のB型作業所でお世話になりました。
始まりはコロナ前になります。
一つは、調理の仕事。ここには2年ほどおりましたが、
カフェスペースやお弁当作りなどをさせてもらいました。
最初は30分からのスタートで、
長く長く家にいたため、そもそも働けるのか?!と本人も不安しかなかったのですが、
その第一歩を短時間で許されていることが、とてもありがたかったです。
それまでにも、働くことが目的ではない、ひきこもりのための居場所として開かれている施設はいくつか見学しましたが、
40代以上の人が多かったため、娘は若い人がいるところに行きたくて、結果的には作業所で働くことを選択しました。
探し始めてからここに決めるまで、何ヶ月〜半年くらいは掛かっていたかもしれません。
居場所探しの最初の頃は同伴しましたが、作業所を探す頃には自分で連絡を入れて決めて帰るくらいの行動力に変わっていたと思います。
B型作業所の続きは、また今度書きますね。
それでは、ここからは更に過去の記録となります。
18歳 専門学校入学
精神科への通院と投薬を続けながら、娘は、念願のアニメーターになる道を切り拓く第一歩を踏み出しました。
入院中に外出許可を取ってオープンキャンパスに参加していた、
専門学校のアニメーション学科。
高校は丸ごと行かなかった娘でしたが、ここでは入学初日から、
楽しすぎる!教科書が学校とは思えない!!と、
アニメーションの専門的な授業が嬉しすぎて、
本当にイキイキと通うようになりました。
背中に大きめノートパソコンと何冊もの本、計10キロ背負って、
坂道を通っていました。
一番学びたい、大好きなことをさせてあげられて良かったなーと、
不登校時代の辛い日々が吹き飛ぶような
活力のある生活に、
私も肩の荷が下りるようでした。
とても嬉しかったのを覚えています。☺️
不登校になる前まで成績は良かった娘に、どんな進路があるんだろうな?と心配ひとつしていなかったところから、
その後、何とか入れた高校を早々に辞めて寝ているという、まさかの過ぎる展開だったけれど、
自分で選んだ道に、自信とやり甲斐を持って力を注ぐ姿は、
それが最も良い選択だと実感出来るものでした。
このあとも、まだまだ大きな紆余曲折が待ち受けていたのですが、
ひとつだけ言えるのは、
本人が選択しているから正しい。
だって、娘の人生だから。
シンプルにそう思います。☺️
親が立てる雑音なんて、何のためにあるんでしょうね‥
つづく🍀
次は、専門学校2年目〜就職活動
について書きます。
今日も読んでくださって、
ありがとうございました😊✨