心の部分も計算できる時代が来る #2017年3月の日記
技術的なことはまったく分からないけれど、もしAI技術が人の悲しみを癒すのならば、と一生懸命考えたことがあった。
その時の日記が実は、自分の特別お気に入りなのでnoteに転載。
2017年3月の日記
2月、EDGEコンペという、
東大i.schoolが主催するアイデアコンペに大学生に混じって参加しました。
予選で敗退してしまったので、決勝には進めせんでしたが、どうしても決勝で投入したいアイデアがあったので、
ゴリッゴリのプログラマーに、実装可能かどうか?と、問うてみました。おばさん、怖いものなしです。
同じ2月。
ソフトバンク孫社長が立ち上げた財団の特別トークイベントに当選し、聴きに行きました。
若者じゃないけど、当選しちゃったんですw
孫さん、東京大学五神学長、京都大学山中教授、羽生名人。※個人的には、羽生名人の話が一番面白かったです。
その中で、孫さんは、来たる2045年シンギュラリティについて、
考えること。考えて考えて考え抜くこと。
を何度も何度も繰り返して仰っていました。
孫さんが仰った中で印象的なお話。
「ペッパーくんは、初めて心の部分を入れた。」ドーパミンーやる気
ノルアドレナリンー危機管理、痛い→恐怖心
セロトニン→調和、和解、人工知能に、セロトニンの部分まで含めて感情を理解し、自らも感情を持つ
人工知能に道徳心、愛情、
生産性行きすぎるものへの制御として。を、次世代に託したい
前述のゴリッゴリのプログラマーさんにその話をしたところ、
「ペッパーってそこまで入ってるんですか
心の部分も計算できると捉えているのは面白いですね!」
心の部分も計算できる時代が来る
と、孫さんは捉えている、ってことなんだと。
ね、人間に残されたものって何でしょうね?私は私の頭で私が考えられる限り考えました、
テーマは、
『親子。母の愛。』
サービス名は、
ステュクス(ギリシャ神話の三途の川の女神)
三途の川 、この世とあの世の狭間
みたいな場所。
ある数分だけ、
ネットのデータから見つけてきた、故人の顔や声を繋ぎ合わせて、映像として出せないか?
これだけ膨大な個人情報がネットにあるのだから。
人のだいたいの悩みって、
「自分は愛されているか、愛されていたか」
を、確かめたい、ってところに行き着くと思ってて、
突然目の前からいなくなってしまった、
子ども、親、パートナーに、
言えなかった言葉を言いたい、聞きたい、ってことが出来ないか?と、考えてました。
その一言さえ言えれば、聞ければ、精神的に前に進める人がたくさんいると思っていて、
その一言とは、
「ありがとう」「ごめんね」「大好きだよ」
アイデアのキッカケは、
長男の幼稚園の卒園アルバム係をしていて、「20歳の君へ」というお手紙を子どもたちに残すことにしたんです。
「あなたが生まれた日は、私にとって最高の日でした。私の宝物、生まれてきてくれて本当にありがとう」
長男が20歳の時、もしかしたら、私はいないかもしれない。それでも愛を伝えられたら良いなと思って書きました。
そんな機会を与えられずに突然大事な人とお別れした人。
そんなイメージです。
上記のアイデアは、
君の名は。がアイデアの源泉です。
この映画のヒットは、救いたい命を救えたこと
だったのではないかなぁ。
【3.11】『君の名は。』新海誠監督が語る 「2011年以前とは、みんなが求めるものが変わってきた」
https://m.huffingtonpost.jp/2016/12/20/makoto-shinkai_n_13739354.html