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人生は、自分のためにある
「60歳のトリセツ」(黒川伊保子さん著)。
なによりも重要なのは、「人生は、自分のためにある」ということ。
当たり前のことを端的に整理されていました。
■人生は自分のためにある。だから自分のために使いきる
なによりも重要なのは、「人生は、自分のためにある」ということ。
自分がこのメニューを選んだのである。私は、他の誰かのために用意された生き物ではない。自分のために用意された人生を、自分のために使いきろう。
そう、「自分が選んだ道」こそが人生なのです。
この感覚は、先日観た映画「君たちはどう生きるか」で、
自分はどうしたいのか
誰のため生きるのか
を考えさせられました。
一度限りの人生。
限られた時間だからこそ、自分で選択していくのです。
■自分にしかできないこと。それこそが誇りになる
60になったら、自分が何の達人になったのか、探ってみてほしい。自分の棚卸しをするのである。
これまでの人生を通して、ずっと意識してきたこと、やってきたこと、好きだったこと ―小さなことも、見逃さないで。
・・・
職業の専門領域にも、いくつかの「自分にしかできないこと」を拾える。
そうやって、自分の脳に降り積もった「知の結晶」を教えてあげると、長く生きたことが、きっと誇りに思えてくるはず。そして、自分のことを好きなれるはず。
ミドル世代になり、ワークショップでこれまでの自分を振り返ると、
自分にできること、やりたいこと、何だろう?
と考えていたことがあります。
でも、他人と比べることを止めたら、ぐーっと開けてきました。
会社では相対的評価だとしても、人生は絶対評価なのです。
自分こそがいい、と思えればいいのです。
もう、世間を気にするのは止めていい。
この本では、いろんな「気にする」を捨ててもらおうと思っている。
同本では、「気にする」ことを捨てて、もっとオープンになって、自分らしさを楽しむことのメッセージがありました。
■60代は捨てたもんじゃない(らしい)
60過ぎてから、なんならもう40年も生きる人生で、その40年をネガティブに生きるなんて、絶対、違う気がする。脳の成り立ちが、そんな不合理であるわけがない。
というわけで、この本には、「脳に導かれるままに、自分の人生を生ききる」と決めた私の「60歳以上の人生の取り扱い方」を書いてみた。
私の経験から言うと、この生き方はうんと楽だが、「世間の正しさ」を踏襲して生きている友人知人には、ときどきたしなめられることがある。
自分の人生を生ききる。
私も60歳にはこの境地になっていきたいものです。