
未来のキャリアをデザインしていますか?
皆さんは、未来のキャリアを自分でデザインしていますか?
「キャリアをデザインする」というとやや大げさな印象かもしれませんが、「自分自身で、自分のキャリアを考え切り拓いていく」ことです。
以前に、「キャリアをマーケティングしてる?」を書きましたが、順番としては、マーケティングをする前に、デザインすることが大事だと思います。
「ナラティブ・キャリアカウンセリング 「語り」が未来を創る」(ラリー・コクラン著 訳者宮城まり子、松野義夫)を読むと、
未来のデザインは、何かを表明することで描くことが可能になる。しかし、表明すると言っても未来は体験していないのだから、できることと言えば、いろいろな筋書きを予想することである。
と書かれており、自由な発想で、自分なりのキャリアを見つけることが心理的に満たされる状態になると捉えました。
■キャリアや人生をどのように意味づけるのか
キャリアや人生における一貫性とは、その人が自らのキャリアや人生をどのように意味づけるのかによってもたらされる。その人が、どのようにし成長してきたのか。また、どのようにして目標を持ち、それを達成するためにどのような経験をしてきたのか。それらを示すのが、一貫性である。
一貫性は因果関係によって、つなぎ合わされる。つまり、一つひとつのできごとが、単に次々に起こっているのではなく、それぞれのできごとの間には因果関係があり、ひとつのできごとが次のできごとを引き起こしている。
因果関係があるから、ナラティブに筋書きが生まれる。つまり、時系列的に起きたできごとの連鎖が、因果関係によって筋書きとなり、説得力を持つ。ストーリーを語るというのは、ある特定のできごとが、どのようにして、その結末を迎えるかを説明することである。
振り返ると、私は社内で異動するたびに、新しい仕事が「自分のやりたいことに近づいている」「これまでに仕事を生かせる」「これをやっておくと、あれに繋がるかも」と捉え、どんな仕事もワクワクに変えてやってきたんだな、と思います。
もしくは、「この仕事は私のこれまでのこれらの経験があったから、私にしかできない」というモチベーションになっていました。
ミドル世代に向けたワークショップを1年以上続けてきて、Smile&Growthのメンバーも、本業についてキャリア支援の仕事にどんどんと近づいてきています。
仕事にとって、もしくは、自分の成し遂げたいことにとって、「何か繋がる!」とぴぴーっと来た瞬間がたまらないのかもしれません。
意味づける力。とても大事だと思うのです。
■生きがいは、行動することなしに体験することはできない
キャリアにおいて行動することの大切さは、理想を実現するための主要な手段であるからだ。行動が目標を達成する最も有効な手段であるが、達成される手段によって、目標の意味は大きく異なってくる。
(途中、略)
人生の本質的な生きがいは、行動することになしに体験することはできないのである。
2024年10月からのキャリア支援ワークショップ「ミドル世代向け 行動があなたのキャリアを拓く 行動コミット型ワークショップ」へと刷新し、これまでの「気軽に楽しく」から「行動を後押しするコミットメント型」に刷新しました。
なかなか動けない、、、そんな悩みに寄り添っていきます。
■自ら進路を選択し、人生の可能性を切り開く
人生の構造を変えるためには、ふたつの方向性がある。ひとつは、環境を変えること、もう一方は、自分自身を変えることである。一般的には、この両方を変えることが必要であろう。
「環境を変える」「自分自身を変える」のいずれも主体性がとても大事なのだと思います。
そして、「自分自身を変える」には、自分の強みや大事にしている価値観をしっかりと分析し、理解し続けることが重要です。
皆さんんは、自分のキャリアをデザインしていますか。