コロナ休業を振り返る①2020年
2020年4月
パンデミックにより私が働く地方の百貨店も休業を余儀なくされた。
コロナで時代の流れがゆっくり、しかし大きく変わってeコマースやファストファッションの優位性ばかりが取り沙汰された。
対面販売の不要性を語る声はネットなんかでたくさんたくさん目にした。
でもその休業期間中は私はさほど危機感は感じてはいなかった。
それより、どこへも行けず狭い家の中で家族と身を寄せて暮らす感じがすごく幸せでこのままずっと休業が続けばいいのにくらいに思っていた。
職を追われる可能性もあるというのに。
休業が明けて出勤したらもぬけの殻になっている店舗スペースがあった。
体力の無いアパレル会社は1ヶ月と10日の休業に耐えられず潰れた。
「明日は我が身」そう同僚と苦笑いしつつも。
まだまだ自分の順番が回ってくる実感は薄い。