殺したいほど憎んでいた父

*露骨な表現が入っています


わたしと父は一文字違い。

父のなまえに子を付けただけで、

そっくりなところが多々ある。

小さい頃は、この名前でよく母に怒られた。


あんたは、父さんと似ている。


いや、知らんし。わたしつけてねえし!


今日、実家に帰った時、

県内で、父親を息子が殺したというニュースをちょうどやっていた。

密かに気持ちわからんでもないかもな。。。と、よぎった。。。


結婚してからずっと、

「働いていない自分」に許可がだせていなくて、罪悪感がすごく強いのか、

というのがようやく言語化された数時間後のこと。


そして、帰宅し、さきほど、

大号泣。


まずは、父さんが大病を患うくらい仕事をがんばっていたことで

号泣。

珍しく、手術のあとが本当に痛かったと、うちの旦那氏に大声で酔っ払いながら言っていたのがヒントになった。

そんなこと今まで言ったことあったかな?って不思議に思っていたのだけれど、帰宅後、大好きな嵐のライブを見ながら好きな曲を聞きながら、気づいたら泣いていた。

「父さん、痛かったよね、、、、ほんまごめんね。。。」って。

そりゃ、うちらを食わせていくためにがんばってくれていたわけだから

ただ、その時、父は家をほぼ出ており、浮気もしていたため、母さんが病室で浮気相手に遭遇したという話を聞いてわたしは、号泣し、病室に見舞いに行くことはなかった。はしたない。


それから、約20年の時が過ぎ、父も母も、わたしもいろいろとあって、
特に、わたしの結婚が功を奏して、だいぶ会話ができるようになった。

内観のおかげもあり、本当に会話が増えたし、旦那氏のおかげで、父も母もよく一緒にごはんを食べるようになった。

父もかなり変わった。父の名誉のために伝えておけば、
結婚してから、ちょくちょくうちに「父ウーバー」をしてくれるようになり、仕事のついでに立ち寄り、時には、ネットフリックスで一緒に鬼滅の刃を見たり(もともと父が先にはまっていたのだが)、一緒にお昼ご飯を食べたり、今までできなかったからと、お小遣いもちょくちょくくれるようになった。大金じゃないけれど、数百円でも、わたしはそれはそれはうれしかった。

昔だったら、もっとやれたのに、、、と、時折悔しそうにするけれど
父なりに、できなかったことを穴埋めしているのは、痛いほど伝わってきたから、わたしは喜んで受け入れていた。

それから、約3年半の時が経った。

そして、今日。

まさかの父の手術のことで、罪悪感があったのか、、、と、

想いながら、でも、こんな簡単に手放せることをわざわざ3年半も(結婚してからずっとあった罪悪感だったので)残しているはずがない。絶対にまだある。

と、思いながら、息抜きにPCでゲームをしていたら今度は、
父への尋常じゃない怒りが込み上げてきた。

「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね!!!!!」

どれだけ書いても終わらないくらいの怒り。

お前のせいで、お前のせいでわたしは行きたい大学に行けなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

チャレンジもできなかった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

神戸の外語大に行きたかったのだが、わたしは、
諦めた。

学校からは、地元でほんとうによいのか、もっと高いレベル狙えると三者面談で担任が父に言ってくれたみたいだけど、わたしは、その言葉は聞いておらず。

金銭的に難しいだろうと思い、わたしは、地元を受験した。

図らずも、父も、結婚してこの3年半、ずーーーーーーーーーーーっと
大学に行ってみたかった、担任から、普通科高校行けると言われたのにと
ずーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと言い続けていたのは
わたしだったのか、、、、と、やっと気づく。


ものすごい怒っていた。

そして、これは、父に向けてだけではなく。

自分に向けても。



「なんでそんなことしたんだ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と、
わたしがわたしに馬乗りになって、ひたすら顔を殴りまくっていた。。。


どれだけ殴っていたのか、、、、

恐ろしい光景だった。。。


これが、「自分を責める」という行為をイメージ化したものである。


これ、ほんとにしたいことか?


でも、仕方ない。わたしは、自分で自分をひたすらに殴り続けていた。


そして、今もまだ少し残っている。


が。


ずーーーーーーーーーっと結婚してから耳にたこができるくらいに
酒を飲んだら話している父の話がすべてわたしが内側で言っていることだと
やっと判明し、すごく腑に落ちた。

そして、怒りもだいぶ落ち着いた。

泣いた。

「父さん。。。生きていてくれてよかった。。。」と涙。


まだ、泣ける。












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