宙子

50歳を目前に人生を振り返ってみようと書き始めました。しんどお話が多くなると思います。どこか客観的な私小説のように感じられると思いますが、その方が書きやすくそのようにしています。

宙子

50歳を目前に人生を振り返ってみようと書き始めました。しんどお話が多くなると思います。どこか客観的な私小説のように感じられると思いますが、その方が書きやすくそのようにしています。

最近の記事

50を前にして② 母と娘

 母は所謂「発達障害」ではないかと思ったのは、自分の子供がそう診断されて色々調べていた時だった。当てはまる事が多すぎて思わず笑ってしまった程だ。 どんな人? と聞かれたら「無茶苦茶な人」というのが一番初めに出てくるかもしれない。 何処までも自己中心的で、本気で自分を中心として地球が回っていると思う、そんな人。価値観にしろ考え方にしろエキセントリック過ぎるくせに、それを自覚してはおらず、自分が正しいと信じて疑わない。 所謂一般ピーポー達を平気で貶してバカにする。 かなりの俗物で

    • 50を前にして

       あと数ヶ月で年齢が49になる。 80でこの世を去ると考えるともう遠の昔に人生の折り返し地点を通過してしまったのだなと感慨深くもある。 思い返せば決して順風満帆ではなかった私の人生も30を過ぎた辺りから落ち着きだし、今ではまるで隠居した老人のような心境である。  色んな出来事により疲弊してしまった心を自分なりに解釈し乗り換えてきたつもりではあったが、ここへ来てある事から当時の感情がぶり返し、軽いフラッシュバックのような症状が出て、ああ、私は一生「コレ」を抱えて生きていくんだな