デジLIG リーダーズ講座「デザインリサーチ」に参加しました
こんにちは、ナカザキヒロコです。
先日デジLIGのリーダーズ講座「デザインリサーチ」に参加してきました。
講師は、B&H株式会社 代表取締役の今村玄紀氏。
なんとB&Hのオフィスにて講義を受けさせていただく機会に恵まれ、憧れのデザイン会社に潜入・・・緊張しました。
貴重なお話をたくさんお聞きできたので、学びになったことをまとめていこうと思います。
より良いものを作るデザイナーとは?
今村さんは、”学ぶ”ことの質を上げることが特に大切だとお話しされていました。
なぜなら、インプットの質を高めないとアウトプットの質は高まらないから。
私の上司もよくインプットの大切さを話してくれるのですが、それをよく健康に例えています。
健康的な体を手に入れたいと思ったら、1番大切なことはなんでしょうか。それは、食事です。
お菓子やジャンクフードばかり食べていても、健康的な体にはなれませんよね。
健康的な体のために運動をしようと思っても、エネルギーとなる栄養を食事で摂れていなければ、元気がなくなってしまいます。
インプットも同様で、栄養たっぷりの食事を摂るように質の高いインプットをしましょう。
そして健康的な体を手に入れるように、スキルアップしていきましょう。というお話です。
食事は食べ過ぎたら太ってしまいますが、インプットはその心配がありませんね!
デザイナーは何を学ぶべきか
では、トップで活躍するデザイナーは一体どんなことを学んでいるのでしょう?
今村さんは、まず何を学ぶか理解することでクオリティが変わってくると語っていました。
デザインを理解するための学問を挙げるとすれば、マーケティング・ブランディング・建築・アートといった分野です。
マーケティング〜アートに向かって範囲が大きくなり、ハイカルチャーになっていきます。
美大卒ではない私は、今までアートを学問として認識できていなかったことに気づかされました。
今取り組んでいる学習がどんなものなのか、アートという学問の全体感を確かめることで、学習意欲や取り組む姿勢が変わってくるなと感じています。
オリジナルから学ぼう
今村さんの「永く使い続けられるオリジナルなものではなく、模倣やコピーを買ってしまってはいないか。」という話にドキッとしました。
先日、某激安韓国通販アプリで服やアクセサリーを見漁って、カートに入れまくったばかりの私。
デザイナーは、安かろう悪かろうに手を出さず、本物を体験することが大切とのこと。
そっとカートの中身を空にしました🛒
デザイン史から学ぶ
今村さん曰く、おすすめは年代別・職業別・国別でデザイナーの歴史を学ぶこと。
講座では近代~現代まで、ざっと60人ほどのデザイナーや建築家を挙げ、1人1人の思想やデザインを説明してくださいました。(必死で名前をメモりました✍️)
抜けているデザイナーさんもいるかもですが、こんな感じ!
正直聞いたことない名前ばかりで、自分の世界はめちゃくちゃ小さかったことを痛感しています。
今村さん曰く、私がSNSで目にするデザインはこのデザイナーたちが生み出したデザインを派生させたもの。
オリジナルを作っている人だけでもこんなにたくさんいるのだから、派生デザインまで参考にしていたら時間がなくなっちゃう!とのことでした。
すぐに全員の思想やデザインを理解することは難しいと思いますが、少しづつ書籍や動画で学んでいこうと思いました。
お話を聞いていて、イタリアは明るく陽気、ドイツは質実剛健といったように、育った環境でデザインの特徴が違うことがとても興味深かったです。
まとめ
講座を通して、デザインの”木を見て森を見ず”ではデザイナーとして大成しないことを感じました。
デザインの木=派生のデザイン、ローカルチャー、デザインのTipsなど
デザインの森=オリジナルのデザイン、ハイカルチャー、デザインの源流となるもの
美大ではまず、デザイン史から学び始めるそうです。ほんとに森から攻めるんですね。
デザイン歴の浅い私は現役美大生を見習って、小手先のデザイン知識よりも、まずはハイカルチャーを自分に取り入れるところから始めたいと思います!