株高どこまで?!米金利上昇一服となるか
国民民主党とのパーシャル連合期待?株買い戻し続く
今日も日本株市場は堅調でした。選挙後、2営業日連続高です。日経平均だけでなく、TOPIXも東証グロース250指数も同様に強い展開が続いています。
株高となっている背景は昨日のnoteにまとめましたが、今日29日、国民民主党の玉木雄一郎代表は、自民、公明両党との連携について「政策ごとに良いものには協力し、駄目なものには駄目だと言う」と述べ、予算案や重要法案といった案件ごとに与野党が協力する「パーシャル(部分)連合」の可能性を否定しなかったことが好感されているとの指摘も。
石破首相は選挙戦の最中に防衛増税について年末にかけての税制改正論議の中で決着させると発言していましたが、選挙結果は民意からNOを突きつけられたわけで増税が難しくなった、、、というだけでなく、所得税・消費税減税を公約とする国民民主と連立という話になれば、むしろ減税の可能性が期待できるということもあって、マーケットは玉木代表の動向に並々ならぬ注目をしているようです。
買い戻し主導ではないかと思いますが、しかし流れに逆らうポジションは取りたくない局面でもあります。今週は米国のテック企業決算、雇用統計など株価、金利を動かすイベントがありますので、これらを受けて米株が崩れるようだと日本株の上昇も続かないと思います。ただ、米国株市場、大変に強いので崩れることを期待するのも悪手でしょうか・・・。
⬇️今週の主な米企業決算
■10/29(Tue)
★アルファベットクラスC
◎マクドナルド
◎ペイパル・ホールディングス
◎Pfizer Inc
◎ビザ
■10/30(Wed)
◎キャタピラー
★マイクロソフト
◎スターバックス
◎イーベイ
★フェイスブック
■10/31(Thu)
★アマゾン
★アップル
★インテル
◎メルク
◎マスターカード
■11/01(Fri)
◎シェブロン
◎エクソン・モービル
米金利上昇は一服するか?米長期金利4.33%台まで上昇
ただし、今夜の指標を受けて金利は乱高下しています。週末の雇用統計に向けて金利上昇も一服するでしょうか。これはこのところドル円相場との相関が強い米短期金利との日米金利差。米国市場に入って金利上昇が加速したものの、指標を受けて急落、その後神経質に動いて低下傾向に。
今夜はJOLTS求人件数が発表されたのですが、これが予想より悪かっただけでなく前月分も比較的大幅な下方修正となっています。これが金利急低下の背景。となると、今週金曜に発表される雇用統計もあまり良くないのでは?という思惑に繋がります。というわけで金利上昇が止まったと見られます。
・9月JOLT求人件数:744.3万件
(予想:800万件、8月:786.1万件←804.0万件)
21年1月以来の低水準です。
ただ、同時に発表された消費者信頼感指数が強かったりするので、一方的な金利低下という感じにはなっていません。
・10月消費者信頼感指数:108.7
(予想:99.3、9月:99.2←98.7)
2021年3月以来の大幅上昇です。。。
これだけ米金利が上昇してきたというのに、米国株は比較的堅調です。上値は重くレンジ取引の様相ではありますが、今夜はJOLTSを受けた金利低下を好感しているのか、ダウ平均・ラッセル2000以外のインデックスは前日比プラス圏での推移となっています。この地合いは大統領選を受けてどう変化するのか。その前に今週のテック企業決算、週末の雇用統計も注目ですね。
152.74円ドル円ロングはJOLTSを受けての乱高下のあと153.29円で手仕舞いました。これ以上の金利上昇は雇用統計前に難しいかな?どこかでドル円を売りたいのですが、今でしょうか、、、う~ん、もう少し待ちます。
NOTE
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