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ドル円反落、リスク選好相場終焉?!

欧州~米国PMI悪化で、ユーロ急落

23日(月)東京市場は秋分の日の祝日。欧州指標としてはユーロの変動を大きくするPMIが発表され、結果が軒並み悪かったことからユーロが大きく下落する局面がありました。

23日(月)欧米PMI結果
ユーロドル  5分足

ユーロドル日足でみると8月の高値超え失敗でWトップのようにも見えますね。

ユーロドル日足

リスク選好相場の様相となっていたことから、先週からドル円、クロス円の反発上昇が続いていましたが、ユーロ急落でユーロ円上昇にブレーキ。

ユーロ円日足

このまま反落となってしまうと、上値レジスタンスで綺麗に反落してしまうことになります。豪ドル円やNZ円などオセアニア通貨はそれほど大きくは崩れていませんので、リスクオフ相場になったということではありませんが、ユーロ円下落に引っ張られる格好でドル円の上値も重くなってきました。

ドル円日足 一目均衡表

ドル円反発局面終了?!要人発言も影響か

ドル円も同様に綺麗にレジスタンスラインが抵抗となって反落しはじめました。一目均衡表の基準線(赤いライン)も抵抗となっているようで、ここを超えられずしての反落は、下落トレンドの中の戻り局面(反発局面)が終了してしまった可能性が強いと言えます。米国のPMIは若干低下もそれほど弱い内容ではなかったのですが、米短期金利の下落トレンドは継続、長期金利上昇にもブレーキがかかっています。

米国債利回り

豪ドル円96.90円ロングは97.82円で手仕舞い。
ポンド円189.87円ロングは190.62円で手仕舞いました。
全ての通貨ペアでクロス円上昇となっていないとロングは不安。ましてやドル円が反落してくるとなると利益がなくなってしまう可能性も。

そして、ドル円の反発局面が終了したと仮定し、ドル円を143.81円で、ユーロ円を159.82円で売り参戦しました。

今夜のドル金利低下、ドルの弱さは要人発言の影響かもしれません。

シカゴ地区連銀のグールズビー総裁は23日、連邦準備理事会(FRB)は経済のソフトランディング(軟着陸)に向け、向こう1年間でさらに多くの利下げを実施するとの見通しを示した。

FDX株、原油の下落は景気後退警戒

今夜は米株も冴えません。やはり0.5%の利下げを単純に歓迎できないようです。今日はラッセル2000(中小型株)が下落。先週金曜はダウ輸送株が商いを伴って急落しています。

米国主要株価インデックス

ダウ輸送株の下落の背景にあるのがフェデックス。25年度通期の売上高伸び率見通しを引き下げたことが売り材料となり15%を超える急落、昨年4月下旬以来の大幅下落となっています。フェデックスは世界最大の総合航空貨物輸送会社、物流が冴えないことを示しています。

フェデックス日足

しかし、フェデックスの株って決算の度に窓が大きく空くんですねぇ、、、
今夜は原油価格の下落も大きい。(売り材料は特に見当たらない)原油安、物流最大銘柄の急落とくればやはり世界景気は良くないということを示しているものと思われ、株価が景気後退に反応するフェーズとなれば利下げが支えにはならないということです。そもそも米株は史上最高値圏にありますものね。

WTI原油日足

となると、やはりどこかでリスクオフ相場には備えておかねばならない、ということです。

NOTE

・2年債利回りが10年債を下回る、2022年11月以来ほぼ2年ぶり
・フランス債のドイツ債に対するプレミアム拡大、8月初め以来の水準
~先週にはドイツ連邦銀行が、ドイツは既に軽度なリセッション(景気後退)に入った可能性があると指摘した。

独も逆イールド解消です。

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