ドル金利上昇、ドル独歩高でも米株高
金利高でも米株高、米国独り勝ち?!
強すぎる米雇用統計以降、米金利上昇が続いています。
ディスインフレ傾向は続いているし、労働市場も問題ないなら、なぜ利下げを急ぐ必要があるのか、ということで過度に低下していた米金利のリバウンドが大きいということですが~
米金利がこれだけ急激に上がっている、、、ということが他の金融市場にどのような影響を及ぼすと思いますか?金利上昇は、基本、景気がいいとされる環境で見られる事象ですが、しかし、利下げ期待で買われてきた米株にとっても歓迎できる状況なのか?!・・・・米株もこの金利上昇を嫌気していないんですよねぇ。ダウ、S&P500は今夜史上最高値更新です。
9月の0.5%利下げは間違いだった~という指摘もありますが、インフレが再加速する実態が確認されるまでは、その0.5%利下げによる緩和マネーが株式市場になだれ込むフェーズにあるのかもしれませんね。米国はようやく9月に利下げを行いましたが、主要国は一斉に利下げ=緩和のフェーズにはいっています。(赤が利下げ実施月)今年利上げしているのは、日本とトルコだけですね(緑)
世界が利下げ=緩和のフェーズに入っており世界の通貨供給量は増加、流動性も急拡大しています。
これから7-9月期の企業決算発表が本格化します。流動性拡大だけで株価上昇が続くわけではありませんが、決算が悪くなければ株高のトレンドが続くでしょうか。GDP予測モデル、アトランタ連銀GDPナウの最新の予想はQ3第3四半期のGDP予想を3.2%としています。それ、利下げしなくても良かったんじゃない?って数字よね。
利下げ期待で買われてきたゴールドは足元利食い売が優勢。ただし、上昇トレンドは継続、この下落は調整の範囲内。
8月初旬に発表された7月分の雇用統計で失業率が4.3%へ上昇したことや、長短金利が逆転(正常化)したことで、一気にリセッション(景気後退)懸念が台頭し、日銀の利上げ&タカ派豹変もあって8/5のブラックマンデーとも呼ばれる株価急落があったのですが、そうした警戒は完全に払拭されています。10月初旬に発表された9月分雇用統計があまりに良い数字だったことから米国株は上昇を強めています。米金利高、ドル高でも、です。
ドル独歩高トレンドは続く?今日NZは0.5%利下げ
見てください、通貨インデックス推移を。ドルだけが上昇基調を強めています。米景気が強いということで下がりすぎたドル金利が急速にリバウンドしているためですが、これをみるとドル買うしかないでしょ。
RBNZ(NZ中央銀行)は今日0.5%の利下げを実施しました。
NZドルは利下げを受けて、というより更に11月会合でも利下げに含みをもたせた声明に更に売りが加速しました。
欧州、英国も利下げを急ぐスタンスとなっていますし、日本の利上げは石破政権では当面封印されそうだ、という思惑もあり、ドルを買ってれば良いんじゃないの?という相場になっていますね。日銀の次の利上げ観測は年内はほぼ消滅した印象です。
今日はNZの政策会合の後、NZドルがさらに下がるのか材料出尽くしになるのかわからなかったためNZドルには手を出していませんが、基調はドル高、他通貨安であろうということからユーロドル、ポンドドルショートは継続しています。更にドル円を148.15円で買い参戦。
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