ASML決算受けて株価急落、半導体セクターに売が広がる展開
日経平均4万円大台回復も終値では4万円を割り込む
連休中、日経平均先物が4万円台をつけたこともあり10/15(火)の東京株式市場でも日経平均4万円大台回復しました。7/19以来の4万円台でしたが、終値では大台を維持できず。一時は上げ幅600円を超えたのですが、、、
上値を伸ばせなかった理由は特定できませんが、巨額財政支出期待が紡がれた中国株、やはり買いが続かず今日売られたことも背景でしょうか。
具体的な金額がまだ明らかにされていませんし、抜本的な対策は出ないだろうというのがコンセンサスで短期筋による急上昇でしたので、下げる時も早いですね。
また、ドル円相場も上値が重かった。150円を突破できるドル上昇の勢いがなかったことも、4万円大台を維持できなかった背景にありそうです。
ASML決算受けて米株市場全般に手仕舞い売り?
今夜は米国株市場、全般売りが優勢です。背景にあるニュースは2つ。
ASMLはオランダを拠点に事業を展開する世界的な半導体製造機器メーカー。半導体露光装置を販売する世界最大の会社で、16カ国に60以上の拠点を有し、世界中の主な半導体メーカーの80%以上がASMLの顧客。
この決算受けてASML株価はご覧の急落。
NVIDIAは、最高値更新に後1ドルというところまで上昇していたのですが、記録達成はしばらくはお預けでしょうか。高値を抜けることができず失速。ASML決算の影響が半導体セクターに広がっています。
ダウ、S&P500.NASDAQ、SOXは下落していますが、ラッセル2000(中小型)ダウ輸送株は強い。現在までのところ、リスクオフムード全開という感じでもありません。
NY連銀製造業景況指数は予想を下回ってマイナスへ
9月分があまりに強かったので10月指数もプラス予想でしたが、蓋を開けてみたら大きくマイナスに沈んでいました。
プラス予想が大きくマイナス圏に沈んだこともあり、今夜米金利は低下に転じています。長期金利上昇も一服するでしょうか。
米金利上昇が止まり低下を始めるということになると、ドル円相場150円突破はすぐには難しいでしょうか?金利差縮小のフェーズに入ればドル円もうわねが重くなると考えられますが、今年5~7月は金利差縮小でも投機筋らが円ショートを積み上げたがためにドル円相場は161.90円台まで円安ドル高が進みました。今回は日米金利差に素直についてくるか?
ドル円は149.21円ロングは149.47円で手仕舞いました・・・
149.98円まで上昇するも失速。コストより上で確定させました。
ポンドドル1.3117ドルショートと
ユーロドル1.10444ドルショートは継続。
ドル円はいずれ150円を超える局面があろうかと思いますが、米長期金利が低下に転じるなら今すぐ150円超えはなさそうです。
原油大幅下落、地政学警戒後退とOPEC需給レポート
①イスラエル首相、イラン石油・核施設を攻撃しないと米に通知したという報道受けて、原油供給に問題が生じるというリスクが後退。
②石油輸出国機構(OPEC)が世界石油需要の伸びについて、今年と来年の見通しを3カ月連続で下方修正した
原油価格、200SMAで頭を叩かれて反落。
原油などのエネルギー高が長期継続するとインフレ警戒が出てきますが、原油価格急上昇のリスクは遠のいたようです。
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