トランプラリー逆流?!米金利急低下、ドル安へ
大統領選前日、予想拮抗も米金利急低下
直前になってハリス氏が追い上げているという報道が増え、予想は拮抗。2016年にトランプ氏が大統領となった際はヒラリー・クリントン氏が圧倒的に優勢だったにも関わらずトランプ氏が大統領に選出されましたので予想はあくまで予想であってこれが信頼に足るかどうかわかりませんが。
リアル・クリア・ポリティクスの予想。確かに拮抗。
今夜のマーケットの注目は米金利の急低下。
金利低下の背景ははっきりしませんが、アイオワ州の世論調査で、民主党のハリス副大統領の支持率が共和党のトランプ前大統領を上回ったとも報じられています。2016、2020年大統領選でアイオワ州はトランプ氏が勝利を収めていますが、トランプ氏がアイオワを落とすという予想が、トランプトレードの巻き戻しを誘っている可能性もありそうです。まあ、確かに10月以降の米金利上昇は急でしたね。そもそも米国債は安全資産、大統領選挙の波乱を前に債券に資金回避しているという見方もできます。ただし、その米国債の格付けを巡る債務問題が並行しての金利上昇だったとするならば、それほど大きく金利低下とはならないと思いますが。
ドル独歩安、ドル円相場は下落トレンド入りか?
通貨市場ではドル独歩安の様相。
ドル円相場は祝日となった今日11/4(月)寄り付きから窓を開けて下落。週末の米大統領選挙予想動向の変化を受けて、ということだったのでしょうか、そのまま窓を埋められずに推移しています。
ドル円を売りたいとしていましたが、152.42円で売り参戦しています。
今週はFOMCですが、CME FedWatchを確認すると0.25%利下げ織り込みが98.4%。わずか1.6%ですが、0.5%利下げ予想が出てきていますね。つい先日まで11月は利下げスキップ予想があったことを考えれば随分変化しました。今週7日のFOMCではほぼ間違いなく0.25%の利下げがあると思われます。
米株は金利低下にも上昇できず?!
今夜11/4(月)ラッセル2000(中小型株指数)だけは金利低下を素直に好感しているようですが、ダウ、S&P500などは比較的大きな下落となっています。
SOX指数が200SMAをサポートできるかが注目ですね。半導体関連、ビックテック銘柄には大きな調整が来そうなムードも・・・。
NOTE
明日から東証の取引時間が30分延長されます。
OPECは12月から自主減産枠の減産を取りやめ=増産する予定でしたが、これを先送りするようです。増産すればさらなる原油下落につながると見られ原油価格下落を避けたいということでしょう。それ程に原油需要は強くないということです。
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