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ドル独歩安が顕著、リスク選好相場も継続か~中国株、緩和で急反発中

リスク選好相場は続く…?!

昨日欧州PMIきっかけでユーロが急落、ユーロ円主導でドル円が上値重くなってきたことから(チャート的にも上昇を阻まれる水準だった)ドル円の反発のフェーズが終焉したか?!と思ったのですが、甘かった・・・
ドル円とユーロ円ショートポジションは今日全て損切りしました。
仕切り直しです。ドル円は今日144.68円まで上昇しました。
ドル円143.81円S→144.08円損切り
ユーロ円159.82円S→160.34円損切り

結局ダウは昨晩23日(月)も史上最高値更新ですし、今日24日(火)日経平均もTOPIXも上昇、どちらも4営業日続伸です。上げ幅は縮小していますが。

日本国債利回り急低下

今日の東京市場での円安ドル高は、日銀の追加利上げ警戒が一段と後退したためとみられます。というのも日本の金利が今日、短期から長期ゾーンすべからく急落しているんですね。長期金利は1ヶ月ぶり水準に急低下しています。

日本国債利回り

この日本金利低下は、今日の植田日銀総裁の大阪での講演での発言が影響している模様。

金融市場や米経済の不透明感の強まりに警戒感を示した。
「時間的な余裕はある」とも発言。

早期の日銀の利上げ警戒が後退したものと考えられます。(安心しきってしまうのはリスクだと思いますが、、、)
日本金利低下=円高圧力の低下です。そして0.5%の利下げに踏み切ったドルも強くない、ということでドル円の反発上昇が続いているってわけですが、欧州時間に入ると円安の勢いが鈍化、23:00NY時間には消費者信頼感指数の悪化を受けてドル金利が低下、ドル円相場下がってきました。。ん~損切り強いられてから下がってくるとは…

ドル円5分足と日米金利差(2年債)

・9月消費者信頼感指数は98.7に低下(全てのエコノミスト予想を下回る)
・予想中央値は104.0
・前月比で6.9ポイントの大幅低下は2021年8月以来
・今後6カ月の期待指数は81.7に低下。現況指数は124.3に下がった。

米指標の悪化で短期金利は一段の下落となっています。

米国債利回り

今夜は10年金利も低下していますね。
というわけで、結局はドル円日足チャートはレジスタンスラインで阻まれて円高方向へと下落する可能性も出てきました。
143.62円でドル円を再度売りエントリーしています。

ドル円日足 やはり戻り売りが正解?!

欧州景気悪化でECB10月利下げ見通しもーロ高

ECBの10月利下げ確率、短期金融市場で55%に上昇-先週は約20%
ユーロ圏PMI、独Ifo景況感は低調-利下げ加速不可避との見方


昨晩の欧州、独PMIの悪化、フォルクスワーゲン工場の閉鎖など米国と比較すると欧州経済の悪化は、目を覆うばかりですが、それでもユーロは下がりません。ユーロは悪材料があるからと言って売ってもなかなかうまくいかないですね。

ユーロドル、今日は大きく反発

ユーロが強いというより、足元ではドルが弱い。通貨インデックスを見ると明らかですが、今夜はドル独歩安です。

通貨インデックス比較

この場合、ドル売りで他通貨を買うのが正解。ドルストレート通貨はすべて上昇しています。

ドル/人民元 ユーロ/ドル ポンド/ドル
NZ/ドル 豪ドル/ドル ドル/カナダ

ここからはドルストレート通貨、押し目狙いでしょうか。ポンドロング継続していればよかった・・・

中国緩和で中国株上昇

中国が景気刺激策として利下げを行ったことで、中国株が上昇しています。

香港ハンセン指数

アリババ株もご覧の上昇です。

アリババ日足

アリババ、月足で見るとまだまだ上昇余地はありそう。

アリババ月足

アリババ株については中国本土の証券取引所と香港取引所をつなぐストックコネクト(株式相互取引)の対象銘柄となったことも材料です。つまり中国本土の投資家が初めて直接アクセスできるようなったため、資金流入が見られるとのこと。アリババ株はNYSEに上場していますので日本の個人も米株口座を持っていれば取引できます。

こうして、中国株の上昇が顕著となってくると、外国人投資家マネーが利上げや増税の機運(新総裁が誰になるかわかりませんが、減税を唱える候補はいない)もある日本への投資を休止して、一旦中国にマネーが還流するリスクがあるんじゃないかと懸念しています。実際、9月第2週に外国人投資家は日本株を猛烈に売却していました。

日経平均は90SMAまで反発してきましたが、ここを抜けられるかどうか・・・。

日経平均日足

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