イヴ短縮取引で米株大幅高~25年の中国の大規模財政支出額面3兆元との報道
クリスマス・イヴ短縮取引の中、米株大きく反発上昇
明日25日は欧米市場はクリスマス休暇で休場となりますが、24日イヴは短縮取引となります。ほぼトレーダーらは休暇に入っていると思っていましたが、今夜米株の上昇は誰が買っているのか・・・。ショートカバーでしょうか。意外と米株市場、ボラティリティがありますね。米株市場、このまま高値奪還するんでしょうか(・・?
米金利は高止まりのまま低下に転じる気配はありません。今夜発表された米12月リッチモンド連銀製造業指数は▼10、11月▼14から改善しました。6月来で最も良い数字です。金利が下らない理由にはなるかもしれませんが、これほど米株が買い戻されるほどの数字ではありません。25日休暇前の売りポジの買い戻しのような気もしますが、米主要株価インデックスは、200SNAも90SMAも右肩上がりで上昇トレンドは崩れていないんですよね。(SOX指数以外)調整完了で再上昇開始と言われればそれも否定できません。
・米12月リッチモンド連銀製造業指数:▼10
(予想:▼10、11月:▼14)
※ただし14カ月連続のマイナス
牽制発言の効果も限定的、ドル円は上昇再開となるか
今日も10時過ぎに加藤財務大臣が加藤財務相
「(為替で)行き過ぎた動きには適切に対応」と為替市場への牽制発言を行いました。東京時間のドル円上昇はやや抑制的でしたが、欧州時間からドル円相場はやや円安基調を強めています。今日の加藤財務大臣の発言は、閣議後の記者会見でのものでしたので、特別感というか緊迫感のあるものではなかったというのも為替市場の牽制効果が強くない背景。
明日25日は植田日銀総裁の講演が予定されています。発言内容によっては為替が動くこともあろうかと思われますぅが(市場を牽制する方向での発言になるかはわかりません。ハト派発言を踏襲、円安助長のパターンもありそう。)ただ明日25日は為替が動いているのは15:30まで。欧州時間~NY時間は取引したくてもレートが止まって動きません。明日の植田総裁の講演睨んでのトレードは流動性が低いためリスクが高いですね。
Xmas休暇明けの26日(木)から海外勢が戻ってきますが、円キャリー再開の可能性が高く、ドル円相場はこのまま上昇基調が続きそうではあります。押し目を拾いたいのは山々ですが、明日は日本時間しかレートがないので静観。
中国緩和マネーが過剰流動性相場を演出するか?
今夜の米株高、ひょっとしたらこの報道が関係しているのかなぁと思ってみたり。あまり期待されていない中国の経済支援策ですが、ロイターが具体的な数字を出してきました。
64.5兆円ですって?!およそ3兆元ですね、だとするならかなり本気。リーマン・ショック後、中国は大規模財政出動を行い世界の金融市場を支えたとされていますが、その時の財政支出額が4兆元でした。今回の3兆元というのは、それに匹敵する規模感でこれが本当に出てくるなら、世界の株高が演出される可能性もあるのでは?
この報道が影響してか、低下が続いていあ中国の長期債利回りが下げ止まって上昇するか?という形になっています。中国の今年2024年度の国債発行額は1兆元程度。この3倍もの国債発行計画がある、と報じられているためです。
⬇️これは上海総合指数。揉み合いが続いていましたが、上昇開始となるか?
もし、中国の景気回復期待が市場のセンチメントを明るくするなら、豪ドルが反応して上昇に転じてもいいはずですが、豪ドルは弱いままですね。
今夜もドル1強は変わらずです。
市場が懐疑的というより、Xmas休暇でこのニュースに反応して動くトレーダーがいないだけかもしれません。このニュースがどのようにマクロ金融に波及するかは26日以降に確認できるでしょうか。
今夜米株が堅調ですので、明日の日本株も続伸となりそう。
為替のポジションはありません。
皆さん良いクリスマスをお過ごしください🎄
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