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『失敗の日』 を初開催!高梁城南高校 「失敗を称え合い、失敗の価値を考える」(総合的な探究の時間の中間発表)2024.10.23

高梁市で学校地域連携コーディネーターなどしている横山です。岡山県立高梁城南高校で「失敗を称え合い、失敗の価値を共に考え、次の挑戦への踏み込みを宣言する」日として「失敗の日」を初開催しました!

アイデアを真似させていただいた、「失敗の日」の先駆者である隠岐島前高校の皆さんにも感謝です!

高梁城南高校では「総合的な探究の時間」の中間発表の日として実施

高梁城南高校では、電気科・デザイン科・環境科学科の3つの専門学科が混ざって地域連携プロジェクトを行う「総合的な探究の時間」の中間発表の機会を「失敗の日」として実施しました。

「失敗」するには「挑戦」が必要だよね。

大人も失敗をさらけ出す。
2年生は探究の失敗を発表する。
そこからの学びは何かを問い問われる。
1年生は先輩や大人の失敗から何かを感じ取る。
地域の参加者の方25人ほども一緒に混ざり、対話しました。

結論から言うと、最高すぎでした!

こんな企画が実現できて、校長教頭や先生たちも「失敗おめでとうTシャツ」を着て愉しみ、みんなで何かを受け止めて合う学校は、あたたかで、豊かだなあ、とかんじました。

大人の失敗座談会コーナーからスタート!

生徒に失敗話をしてもらう前に、まずは大人が恥を捨てて失敗をさらけ出そう!ということで「大人の失敗座談会」コーナーからスタート。

普段は超厳しい?生徒指導の先生や、地域の方にも登壇いただき、笑ってはいけないけど爆笑の「失敗談」を披露してもらいました。

「大人の失敗談が聞けて面白かったです。年齢関係なく失敗をする、失敗したからこそいいことが起きたりするから失敗=悪い事ではないとわかりました。」
「失敗はいけないことなんじゃなくて、自分が頑張って挑戦した結果だからひるまず、これからも挑戦していきたいなと思った。」
「失敗は誰にでもあり恥ずかしいことではないと思った。」

こんな声が生徒から聞かれました。

探究活動の「失敗」を発表!

続いて、生徒の「失敗」発表コーナー。
高梁城南高校では、電気科・デザイン科・環境科学科の3つの専門学科が混ざって地域連携プロジェクトを行います。
3つの学科がバランスよく混ざった5〜6人のチームが21チーム。それぞれ自分たちで取り組みテーマや課題を決め、プロジェクトを進めていきます。

机上の空論ではなく、地域に飛び出し、実際に「挑戦」してみようとした、挑戦してみたからこそ「失敗」も生まれます。
多種多様な失敗談がありましたが、それぞれがその「失敗」を咀嚼し、そこからの学び・気づき・モヤモヤ・次へどう活かすか、などを発表していました。

参加した地域の方からも質問が飛び、みんなで共に「この失敗の意味や価値、何が学べるのか」を問い問われ合う、共に学ぶ時間となりました。

県外からの視察チームや生徒も混ざり、振り返り会

「失敗の日」と銘打ったにもかかわらず、なんだか大成功した感が出てしまい反省ですが(笑)、終了後は、高梁城南高校の教員、県外や市外からの視察の方々、さらには生徒も混ざり「失敗の日」の振り返りを行いました。

岡山県では初めて実施した「失敗の日」。
(全国的にも隠岐島前高校ともう1校程度らしいです)
生徒の目線、教員の視点、地域や外部の方の視点で、何が良かったか、どこをもっと良くできるか、振り返り会を行いました。

顔隠れとる。スタッフは「失敗おめでとう!」Tシャツ着用!

今回、隠岐島前高校をオマージして「失敗おめでとう!」Tシャツを制作、教員やスタッフは着用して臨みました。
魔法の言葉「失敗おめでとう!」で、生徒の「やってみよう」を引き出せる、一歩踏み出すきっかけを作れる気がする、そんな「失敗の日」となりました!

▼岡山県立高梁城南高校HP

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