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「SCOUTER」改め「ROXX」COOの山田です

社名変更のお知らせ

2019年7月1日に「株式会社SCOUTER」は「株式会社ROXX」へと社名変更をいたしました。

これまで以下のブログにてCOO目線で定期的にブログを書いておりまして、「ブログを読みました」というありがたいお声をいただくことが多く、最近はブログをきっかけにイベントへの登壇のお誘いなどもいただくようになりました。スタートアップというテーマにおいてもなかなか「COO」という文脈での情報は出回らず、COOとしての現場感のある、生々しい情報を備忘録を兼ねて書いておりましたが、社名変更に伴いこちらのブログをnoteに移行することとしました。今後は本noteにこれまで以上の頻度で書いていければ思います。当面は旧ブログも残しますが、徐々に過去のブログ記事をnoteにリバイスしながら移行し、最終的には旧ブログは閉じる予定です。

ROXX COO山田です

ということで、改めて株式会社ROXX COOの山田となります。これからも引き続きご支援いただきたいという思いと同時に実は旧ブログにおいて山田自身のことを書いた記事は非常に限られていたことに気づきました。「山田さんってどんな人何ですか?」と聞かれることが多いのですが、なかなか自分でも説明するのが難しい場面がありまして、せっかくnote初回の記事となるのでまずは自分の自己紹介記事を書こうと思います。まずは山田のバックグラウンドをいくつかの軸に沿って記していきます。

起業のきっかけ

なんで起業したのかについてよく聞かれます。それに対しての答えは「代表の中嶋に誘われたから」がシンプルな回答になりますが、もう少し細分化すると以下のようになります。

1. いつかはビジネス×株式による資産形成をする必要性があると考えていた
2. 真っ当な就活や大企業に馴染める気がしてなく、就活について何も考えないまま就活時期を迎えた
3. いつか起業するときは自分がやりたくないことをやりたがるパートナーとやりたいと考えていた
4. 上記の前提があった大学三年時に自分と真逆の人間性を持った中嶋から誘われた

大学三年のいつも通りの授業が始まる10分前に突然、中嶋から「一緒に会社作らない?お前どうせ就活とかできねーだろ」と言われたわけです。言われた瞬間に、後段の指摘に対しては「その通り」と思いながら前段に関しては「いつかやろうと思ってたのが今になっただけか」と理解し、その上で「中嶋という自分と真逆な人間に出会えることはこの先そんなないだろうな」と瞬間的に判断しその場で「いいよ」と一言だけ返しました。もともと山田と中嶋は大学のクラスメイトではありますが、友達ではありませんでした。決して仲が良い訳ではありません。未だにプライベートで遊んだことはありません。そんな関係性のまま約6年、今日まで同じ関係性のまま経営をしております。

学生時代

学生時代については会社を初めてからの6年間に比べれば大したことは起きていないのですが、自分の人生を変えた大きな出来事が一つだけあります。それは「高校の転校」です。高校一年の夏にどうしても当時通ってた学校の考え方や先生のスタンスが嫌いで、転校しようと思い立ちました。思い返せばこの転校が人生で初めて自分の意思で自分の人生を変えた瞬間かもしれません。ただしこの転校は普通の転校とは当然状況が異なります。なぜなら今回の転校は決して一般的な転校の理由が存在しないからです。引越しでもなく、いじめ等の通学の問題でもなく、経済的な理由でもない。ただ今の学校が嫌だからという理由だけで転校する事例は当時の高校という世界にはほとんど存在せず(今もほとんどないかと思いますが)、「前例がない」という理由で受け入れ不可という回答がほとんどでした。そんな中、理解のある親の協力もあって前例がない中でも検討してくれる高校が見つかり高校一年生の秋に転校が実現しました。この転校という経験や転校先の高校での経験が今の自分の価値観に大きな影響を与えています。特に転校先はもともと自分が通ってた高校よりも偏差値が20低い高校でした(この偏差値の下げ方も当時の多くの大人から反対されていました)。ただ自分としては転校先の学生の方がよっぽど魅力的で人間として素晴らしく、人生を楽しむ方法を見つけているなと衝撃を覚えた記憶があります。学歴なんて関係ない、もっと重要なことがたくさんあることを本当の意味で理解できたのは転校先での経験があったからだと思います。当然ですが、転校先は大学進学をする学生はほとんどいなかったので、自分で塾に行って青山学院大学に入り、大学時代はとにかく暇だったので企業の財務諸表とか哲学・社会批評を読み漁るというなんとも謎な大学生活を送っておりました。

価値観・思想

価値観や思想というのを他人に伝達するというのは非常に困難なことだなと思っています。もはや、自分の考えを正しく理解してもらいたいという考え自体がおこがましいなと思う訳ですが、できる限りシンプルかつ適切な補助線を添えることで最大限伝達可能になるのかなと考えております。ということで、今回自分の思想を記載する上で以下の三つの側面からまとめてみます。

1. 個人としての価値観
2. COOとしての価値観
3. ROXX COOとしての価値観

どれも、同じ山田浩輝という人間ですが、その中にも価値観のレイヤーが存在し、このレイヤーを明確に区別しないと人間理解が難しくなるかと思います。個人としての価値観とCOOとしての最適解がぶつかることは日常的にあります。そういった場面でもレイヤーごとに価値観を明確にしておくことで、自分としても納得した、自分の基本価値観を保ったまま最適な意思決定をすることができると考えている訳です。このレイヤー理解なしに他人が僕を観察するとすごく不思議な存在に見えるらしいですが、自分の中では非常にクリアな状態で分解され、日々違和感なくそれらの異なるレイヤーの価値観を共存させております。

個人としての価値観

まずは個人としての価値観ですが、僕が持ち続けているのは常に寛容であるということです。自分自身が寛容な環境でないと生きていけない人間であり、幸いなことに寛容な家庭環境で育ちました。自分は実は世間一般の「成功」には全く興味がなく、自分自身が「幸せ」になることだけを考えてます。そうすると自分の世間一般とズレた思想や思考を否定されることは非常に苦しいことですし、逆に自分自身は他人のそれらを否定することをしたいとは思いません。全ての他人には他人の幸せがあり、他人の人生があります。自分がそれを否定することはできないし、全ての意思決定や思想、生活に対して寛容でありたいと思うわけです。それは、その方が崇高であるからとかではなく、単純に自分が他人に寛容に扱われたいだけだからです。

COOとしての価値観

次にCOOとしての価値観ですが、自分がCOOという役割を担う際に持ち続けている考えは、何事に対してもこだわらないということです。僕は事業にも組織マネジメントにも何かしらの個人のこだわりを持ち込むことだけはしないと決めています。それがCOOとしての責任を果たす上で一番重要なことだと考えているからです。もちろん、個人のこだわりと反することが会社経営において日々発生します。代表の方針や意思決定は、時に自分のこだわりと真反対になることもあるわけです。ただその時にCOOが自分のこだわりを貫くことに自分は意味を見出せません。COOはCEOの描いていることを達成させるために存在し、会社を存続させるために存在します。そこに自分のエゴやこだわりは一切必要ありません。よくCEOとCOOが対立してるという話を聞きます。「山田さんは社長と喧嘩とかしないんですか?」と聞かれることもあります。それに対しては「ありえません」と答えます。自分のこだわりを一切捨て、代表が実現したいことをやることが自分の仕事であり、僕が主張することは合理的に説明できることのみであるからです。こだわりを貫きたいなら自分で会社を立ち上げれば良い。それが僕のCOOとして価値観です。

ROXX COOとしての価値観

先ほどは世間一般的なCOOという役割に対する価値観でしたが、最後はROXXという会社のCOOにおける価値観です。ROXXという会社は実に色々なことが起きます。変化が絶えない組織です。そして、それは代表の中嶋が常に前を向いて、大きな変化を引き起こそうとしているからです。中嶋はロックスターになりたい口癖のように言います。そして、僕はロックスターになって欲しいと本気で思ってるわけです。そう思った時中嶋が、会社のメンバーが大きな変化を生もうとチャレンジするのであれば、それをこの会社のCOOとして止めることはしません。この会社が死ぬ意思決定以外は全てチャレンジしてもらいます。もちろん失敗する可能性が高いものや、あまりにも無茶に思えることもたくさんあります。ただロックスターになる過程でそんなものはつきものです。それだけのチャレンジをしないと、何かを世に残すことなんてできません。合理的に考えれば失敗可能性が高いものは止めるべきです。ただ、それでは何者にもなれない。会社が大きなものを残すことができない。だからこそ、ROXXのCOOである限りは、僕はこの会社を長期に楽観視してます。絶対に長期で見れば上手くいく。短期の失敗は長期の成功の糧になる。この会社が死ぬことさえなければ、絶対に大成功すると。ここに関しては合理的な理由なんてありません。合理で考えてもそんな帰結には行き着かないんです。この会社にいる限り、最後は非合理な楽天主義を持ち続ける。それがROXX社のCOOとしての僕の在り方です。

COOとしてこれからチャレンジすること

以上がROXX COOとしての自己紹介になります。最後に少しだけこれからのことを書ければと思います。社名が変わったことは会社自体に大きな変化が起きたからです。山田はこれまで「SARDINE」という人材紹介会社向けSaaSサービスを事業責任者として立ち上げを行なっておりましたが、こちらの立ち上げが完了し、事業責任者に引き継ぐことができました。そのため、7月からは「backcheck」という新規事業の事業責任者として立ち上げを新たに行なっています。

同じSaaSではありますが、VerticalなSaaSからHrizontalなSaaSとタイプが全く違うSaaS事業の立ち上げであり、マーケットも今回は非常に大きなマーケットになります。「backcheck」はリファレンスチャックという新しい文化を日本に広げる役割を担う必要があり、SARDINEとは全く違う戦い方を求められるわけです。というわけで、山田も全く新しいチャレンジをしていくことになります。もし、山田と新規事業を立ち上げたいという方がいれば気軽に連絡ください。以下のコーポレートサイト下部から山田の予定に勝手にスケジュールを入れることができます。もちろん、全ての方にお会いさせていただきます。

これからnoteに書くこと

最後に、これからnoteに書いていく予定のことをまとめておきます。本noteについては主に以下の三つのテーマについて書いていく予定です。

1. COO
2.キャリア
3.SaaS

上記三つがROXX COO山田としてのキーワードであり等身大のリアルな情報として書けることだと思っています。これからも少しでもリアルでエグく、綺麗事ではない実際のスタートアップ経営や転職時に使える内容を書いていければと考えていますので引き続きお読みいただけますと幸いです。

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