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まさかこんなに早く叶うと思わなかった - Ryoji Ikeda / test pattern

こんにちは!

今日は Ryoji Ikedaさんの作品 "test pattern" の展示を見て来ました!

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僕が Ryoji Ikedaさんを知ったのはモントリオールで Soundscape や Musicology についてあれこれ調べていた頃です。
調べているうちに、日本にも "空間を彩る音" を作っている人がいるんだ!
と知ったのが Yui Onoderaさんや、この Ryoji Ikedaさんです。

Ryoji Ikedaさんはフランス在住の日本人アーティストで、世界中至る所で物凄く精力的な活動をしています。

僕はそれまで Ryoji Ikedaさんのことを聞いたことがなく、Ryoji Ikedaさんの存在は「僕が知らないだけで、日本にも凄い活動をしている人が沢山いるんだ」とワクワクさせてくれました。

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モントリオールで Ryoji Ikedaさんの作品を調べていると、数ある作品の中でも、特に興味深いものがありました。

"test pattern" というオーディオインスタレーションです。


この作品の映像が YouTube に上がっていて、観た時に「体感したらなんかヤバそう」という印象を持ちました。

「いつかこのインスタレーションを体感したい」
というのが、その時から僕の夢の一つになっています。

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そんな生活をしていたある日、たまたま見たモントリオールの現代美術館 "MAC" のラインナップで、Ryoji Ikeda さんの作品が展示されることを知りました。

「こここんな素晴らしいタイミングでこんな素敵なことが起きるなんて!」

その時展示されたのは "data.toron"という作品です。 


これがとても素晴らしかった。

小さな部屋の中で、ずーっと入力された文字の羅列やノイズが続く画面を見ていると、ものすごーくリラックスできます。

当時、MAC の他のブースでは Ragnar Kjartansson というアイスランド人アーティストの作品も展示されていて、その作品も大好きだった僕は、Ryoji Ikedaさんの作品と Ragnar Kjartansson の作品たちが展示されている期間中に、何度も何度も、少なく見積もっても5回は、MAC に行って繰り返し同じ作品を眺めていました。

MAC は毎週水曜日の夕方にその入館料が半額になるので、この時間帯を狙って通っていました。懐かしい。

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そして今回、ロンドンのギャラリーで "test pattern" が展示されていると知った僕は大興奮。
まさかこんなに早くこの夢が叶うとは思わなかった。

前回の data.tron はとてもリラックスできる作品でした。
対して今回の test pattern は、観ていると「時の流れを忘れて夢中になってしまう」ような作品です。

事前の期待も助け、本当に素晴らしい体験ができました。


↑ これは僕が今日 test pattern の会場で撮った映像です(クリックするとビデオが開きます)。
これこそが最強のインスタ映えだと思いませんか?

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Ryoji Ikedaさんの作品の他にどんな作品が展示されているのか、全く調べずに会場へ行ったのですが、他にも多くの作品が展示されていて、とてもリラックスした時間を過ごすことができました。


こんなのとか。


こんなのとか。
この青や灰色の光は全部ブラウン管のテレビです。

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僕は今年の夏に一人で金沢の 21世紀美術館に行って来ました。
その時にも同じことを感じました。

"美術館やギャラリーは、すごくリラックスできる"

静かな空間でただ作品を見る。
もしくはただ文字を追う。
これだけですごくリラックスできます。

ストレスが溜まって「リラックスしたい!」っていう時に、美術館やギャラリーはとてもオススメです。

ポイントは「この作品の意図は・・・」とか考えないこと。

なんとなく"ふわぁっ"と見ていても楽しめる作品は沢山あります。

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僕は、日本でのアートの敷居がとても高いように感じています。

"芸術作品を見る"っていうと肩に力を入れてしまいがちですが、きっとそんなに気張る必要はないですよ。

まずは肩の力を抜いて、観に行く。
それで興味を持てたら、それから調べれば良いじゃないですか。

そうやってなんとなく観に行った作品に、あなたが新たに興味を持つことができたら、ギャラリーや美術館も、アーティストも、観に行ったあなたも、みんな幸せです。

"作品の背景を知った方が楽しめる" と感じることはあります。
でもそれは見る人、一人一人の自由だと思っています。
押し付けることじゃない。

僕はアートのことあんまり知らないけど、美術館行くとすごく楽しいよ。

(どうでも良いこと思い出しました。去年僕が New York で野宿したことをモントリオールの友達に話したら "エー!?" という女の子の声に "You know? Because he is an artist" って冷静に返してくれる人がいました。さすがの僕も野宿をアートだとは思わないけど笑)

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ロンドンに来て「良いイベントの情報得られてないなー」って思っていましたが、全然そんなことないと思い直しました。

先週は Godspeed you! black emperor 観て、今週 Ryoji Ikeda の作品観て。
十分なくらい良いイベント見られてる。

やっぱりロンドンって良い場所かもって改めて感じています。

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文字を打ちながら流そうと思った田坂広志さんの講義は、やっぱり "ながら" では聞けませんでした。

「45分一本勝負」

緊張感のある素晴らしい講義です。

田坂広志 / 目の前の現実を変えるための「7つの知性」


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