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2章:王様の絨毯
『王様の絨毯』という名前は、マジックの現象に由来する名前ではなく、そのマジックを『見立て』として紡がれる物語に由来する名前です。
物語の中でマジシャンは、中東を旅しながらペルシャの市場でお気に入りの絨毯を見つけます。ところがその絨毯は、とても由緒ある高価なものでした。マジシャンは、ペルシャの商人に言いくるめられて、半信半疑ながらも、高い金額を支払って絨毯を買ってしまいます。
その絨毯を折り畳んで日本に持ち帰り、自分が演じる舞台にそれを敷こうと再び開いたとき、ついにマジシャンは真実を知って、驚きました。
畳むときには気付かなかった王家の紋章が、開く時に現れたからです。ペルシャで買った絨毯は、本当に、由緒ある『王様の絨毯』だったのです。
そんな情緒ある物語を背景に、マジックとして演じるのが、この『王様の絨毯』です。
現象
このマジックでは、操作自体はマジシャンが行いますが、操作の指示は観客が、完全に自由に行います。
絨毯に見立てられた4x4の、計16枚のカードがあり、『K』の形に見えるように、カードが裏返っています。
そこから、絨毯を折り畳むように、カードを畳んでいきます。
観客の希望通りの畳み方で、はじめの16分の1のサイズまで折り畳み、そしてそれを広げてみると、なんと4枚のKだけが表向きに現れるのです。
実演
まずは、動画の実演を見てみてください。
いかがでしたか?
素敵なマジックだと思いませんか?
この章を読めば、超初心者のあなたも、このマジックを演じることができるようになります。
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