ヤドカリ放浪記2012〜安芸編〜
4月20日
AM6:07
佐方サービスエリア
前日の小雨が本降りになって雨音で目覚めた廿日市での朝
やる気動く気が起こらず布団の中で燻る事一時間
天気予報を調べたら雨は上がるみたいなのでとりあえず起きた
AM8:28
西広島駅
己斐駅とも呼ばれるこの駅から広島宿の街道は延びていたと思われる
車を降りて散策してみたいが駐車場はないし、雨だし、仕方なくヤドカリを走らせながら街道筋を往く
AM8:31
己斐橋
ここから己斐川を渡り、平和記念公園の中を通って西国街道は続くらしい
AM8:45
原爆ドーム
世界が忘れてはいけない広島の世界遺産
ヤドカリの中から観て、通り過ぎる
AM8:51
広島城
毛利輝元が築いた別名・鯉城とも呼ばれるお城
まだ城内見学してなかったので一度はと思い近くまで行くが駐輪場を見付け切らず、お堀の周りを一周しただけで城を後にする
AM9:25
すき家 広島堀越店
この日の朝食兼昼飯は先日と同じく、たまごかけごはん朝食大盛り
牛小鉢付けても安くて美味しい♪
AM9:44
海田市駅
海田市宿の最寄り駅
AM9:46
千葉家住宅
千葉家の先祖は上総介平忠常で下野国真壁に住んでいたが後に信州国伊奈に移り神保と号した
1504年頃安芸国に移り来たり大内氏に属していたが、その後毛利氏に属し小早川隆景の配下で活躍した
そんな千葉さん宅
AM9:53
海田町役場
役場なら宿場町散策マップがあるんじゃないかと立ち寄る
ある事はあったけど俺が求めてる情報が載ってなかった…
AM9:58
海田恵比須神社
開田転じて海田になり、市が始まり海田市となる
この市が海に面している事により恵比須信仰が生じて建った神社である
AM10:04
御茶屋跡
藩主の公用宿泊施設であったが宿駅の整備に伴い公家、幕府役人・大名なども泊まるようになった本陣跡
ちなみに770坪の広さを持った海田市本陣は広島藩内で四番目の規模を誇ったらしい
AM10:09
熊野神社
広島カープの選手も祈願に来たみたい
それもかなり昔みたいだけど…
参拝者には清祓塩・洗米・お供えを頂ける
AM10:16
加藤陽三先生顕彰碑
元町長の長男に生まれし地元の英雄?
海田町役場別館に併設してる加藤会館前に建つ
AM10:26
薬師禅寺
広島新四国八十八ヶ所巡りの第五十九番霊場にあたるお寺
御本尊は薬師如来
ひまわり観音とむすびの碑が建つ
ひまわり観音の下では蓮花投げ占いなるものがあるが…
はて、台湾の神社で見た占いに似ているな(´・ω・`)
AM10:45
海田町ふるさと館
海田町の歴史は縄文時代まで遡る
そんな時代から現代まで簡潔に纏めた資料が無料で楽しめる
もちろん西国街道・海田市宿の資料も展示されている
今の俺には打ってつけのスポットだ
映像資料・海田物語も中々面白い
裏には畝観音免第一号古墳や二号古墳・上安井古墳などの古墳群、また天然記念物の海田観音免のクスノキがある
海田市宿ってなかなか見応えのある宿場町でした
AM11:56
西条宿
前年の放浪でも訪れているスポット
江戸時代には宿場町として栄えた町だが今では豊かな湧水で仕込む地酒の町・酒蔵の町として栄えている
詳しくはヤドカリ放浪記2011〜東広島編〜で(≧ω)b
PM1:08
菅公御手堀井戸
約1,100年ほど前、都で右大臣という位に着いていた菅公という人は朝廷で大変重く用いられていました
しかし901年、藤原氏の策略の為、都から遠く離れしか九州の太宰府に太宰権師として送られました
その途中この地に上陸したところ人々は大変水不足で困っていました
みかねた菅公は自ら井戸を堀始めるとコンコンと綺麗な水が湧き出し人々を救いました
その人こそ菅原道真公であります
そんな言い伝えの残る井戸
PM1:18
甑天満神社
井戸を掘った菅原さんにお礼に干し飯を甑(蒸し器)を使って蒸したものを差し出した事とお礼を兼ねてこの甑を御神体として祀っている神社
エラい急な長い階段を登る…(^ω^;
PM1:31
よこみ寺址
畦道の一画に石碑建つ
その石碑から山手に入って行くと横見廃寺跡の説明が読める広場に出る
その名の通り跡形もない史跡だが遺構からかなりの寺だと推測されている
PM1:38
梅木平古墳
県指定史跡で県内最大規模の横穴式石室
親切にも音声説明機があるけど、昭明が点かなかった…
他にも沢山の古墳が眠る
PM2:01
本郷本陣跡
本郷駅の北口にある本郷宿唯一のスポット(?)
現在は民家が建っており、住人がいる
PM2:15
セブンイレブン三原長谷町店
書類のコピーを取りに立ち寄る
この日発売の週刊少年チャンピオンを立読みする
最近ドカベンドリームトーナメント編が楽しみで仕方がない今日この頃♪
今、ドカベンが熱いΣm(`・ω・´)
PM2:49
三原駅
三原宿の最寄り駅
観光案内所で散策マップを手に入れる
PM3:04
天主台石垣
駅北側にある三原城の石垣
日本一の規模を持つ天主台は広島城の天守閣なら六つも入る広さだとか…
なかなか良い石垣だ♪
PM3:06
小早川隆景公之像
毛利元就の三男に生まれ幼くして小早川家に継がれる
その後、三原湾に海城を築き内海の統治と地方産業の興隆に尽くし三原の開祖として、その遺徳を永く顕彰する為に建てられた像
PM3:09
石ダルマ
歩道にポツンとある達磨
達磨は三原市の伝統工芸らしく、町に色んな石ダルマオブジェがあるらしい
PM3:10
開明橋跡
大善寺の住職が命名した橋跡
名残なく石碑建つのみ
PM3:14
鍛冶曲輪跡
駐輪場に残る三原城の内堀石垣
三原刀で有名な鍛冶屋の跡地である
PM3:18
東大手門跡の碑
大学付属の角っこに建つ石碑
名残はまったくない
PM3:22
本陣跡
もう言わずと知れた昔のお偉い様方の宿泊施設
外観だけだけど風情があるね
PM3:24
伊能忠敬観測地
江戸後期の測量技師で足かけ十七年を掛けて全国を測量し歩き、大日本沿海輿地全図を作り上げる
その地図の正確さは現在の地図と大した違いはない
そんな伊能忠敬が計測した記念碑が善教寺の前に建つ
PM3:29
醉心山根本店
蔵元醉心
三原を代表する造り酒屋
横山大観もこよなく愛した酒としても有名だとか…
PM3:32
専福寺
親鸞聖人の像が建つお寺
PM3:33
松寿寺
三原の高台にある風流なお寺
様々な観音像が並ぶ神聖な雰囲気を持つ寺だ
境内には川柳碑があり酒処ならではの川柳が刻まれている
読めなかったけど…
また禅堂もあり禅三派の様式を具備した全国でも珍しい所
本堂の裏側には三重塔が建つ
寺と極楽小路の間に小道があり、石垣沿いに歩く楽しさも味わえる♪
PM3:45
極楽寺
素敵な言葉を刻んだ石碑がいくつか境内に建つお寺
青山コレクション達磨記念堂も併設しているが見学には事前予約が必要
PM3:50
籠怒神社
熊野神社である
三原城主が入府した時、水手等が熊野新宮速玉大社の御分霊を勧請しここに祀った神社
PM3:54
我里屋小路
醉心の工場壁だろうか白壁が続く
中々良い感じの通りだ
PM3:57
新八小路
少し宿場町風情が残る小さな道
ただし線路側の数軒のみ
PM3:59
真田家
パンフレットにそう書いてあるだけで説明はない
現在も真田さんは住んでいるらしいので見学は不可能
でも外観だけでも宿場町風情が感じられる佇まいは一見の価値ありでございます
PM4:00
今小路
街道沿いからの入口には赤く塗られた石ダルマが建つ
そして小道は真田家の木造壁が風流に建つ
PM4:03
江戸の水刎
城郭を守る為、水の流れを緩和するはね
和久原川沿いに数ヶ所見られる史跡
PM4:07
クネクネ電柱
大学付属の東側の登山道に延びる道に建ち並ぶ不思議な形の電柱
何故こんな形なのかホンマ不思議
でもそんなに見応えはない
PM4:12
桜橋
河原谷川に架かる橋
往時の姿が今なお残る風情ある風景が見れるらしいが、あんまりパッとしたスポットではなかった
しかしこの橋を渡ってからが宿場町風情を所々に垣間見る事が出来る名スポット
PM4:21
三原映画記念碑
三原を舞台にした往年の名作・裸の島・かげろう・らくがき黒板の撮影記念碑が建つ
PM4:32
敷石記念碑
西村むかし町と呼ばれる三原市の一画の一画に建つ石碑
ここもレトロな建物が多く建ち並ぶエリア
特に勝村商店のレトロ感は情緒溢れる
PM4:41
三原城臨海一番櫓址
こんな所まで石垣が延び残る櫓史跡
デパートが建つ真横に不釣り合いに積まれた石垣が何とも言えない
そんなまだまだ見所一杯な三原宿だが、キリがないのでキリの良い所で切り上げる
PM5:00
道の駅みはら神明の里
国道2号線バイパスに出来た新しい道の駅
うきしろ八景望める高台の道の駅
今宵の寝床なり道の駅
少し物色してヤドカリ帰還
そんな久し振りの道の駅でのP泊
裕美んに貰った日本酒で晩酌する一日の〆
ホロッと酔いご機嫌な夜
ご機嫌な夜は長いのだ(*´ω`)ノ