練習で「声出そう」って言われるけど……/東京選抜の選考基準
練習でコーチに「声出そう」とか「リアクション!」と言われ続けるけどさ、正直腑に落ちてないんだよね。声を出すのって、なんか意味あるの?
という人に、ちょっと見てほしいものがあって。
投擲競技の声(空耳編)
カーリングの声
これって声なしには成り立ってないなあと感じない?
では、自分達の練習では、どうだろう?
12/12 練習 (4分ちょい)
3チーム合同の初めの頃よりは出るようになったけど、よく聞くと、声を出している人は限られているよね。
そこで今週のスイミー(水曜ミーティング)では「練習中の声の効果」について話しました。
MTG動画(8分6秒)
中学生たちにはあらかじめ、「声を出すとあるいいこと、役に立つこと」を10個、書いてきてとお願いしてましたよね(頭の中のイメージでなく、具体的な言葉に落とすこと、大事よね)。
きょうは、ひろまさ司会で出し合ってもらいました。
「仲間を鼓舞」から「お互い役割がわかる」「自分の仕事に集中できる」「ストレス発散」まで、いろーんな項目が出ました。30個くらいあったね。
で、出たのは全部正解。これは、心理学的、スポーツ科学的にいうと三つの種類の効果に当たるんだって。
・科学的効果
・精神的効果
・実質的効果
中学生のラグビーの特徴は、特に三つ目が多いことじゃないかな。サイキングアップ(アゲる・一体感)はオールブラックスのハカなどで使われてるし印象は強いけど、中学生も、もっと個人で意識的に使ってはどうだろう。セルフトーク(自分を集中させる)などもあんまり見かけないよね。まだまだ使える場面、使いみちはありそうだし、バンブージュニアは、ここに取り組んでみるのも面白いかもしれない。
MTGの最後に伝えましたが、「どうやったら声が飛び交うチームになるか」は、みんなで考えてシェアしてください。
考え方の柱は二つ。
ひとつは「何を伝えるか」もう一つは「どうやったら大きな声が出るか」です。
MTGでは東京都選抜チームの選考基準などについても話しました(公式なものではありません! あくまで内輪での話)
筆者は小金井RSさんとの合同活動の3年間、小金井の練習に年間8か月ほど通いました。チームコーチに選抜の監督がいらっしゃいました。選抜の練習にも複数回参加しています。思い出したい人は上記動画6分以降終盤で
おまけ(^_-)
冬季五輪で話題を呼ぶ競技、カーリング。あの声にも意味があるんだって! 上の分類で言うとがちがちの「実質的効果」だなあ。
イエス 、ヤー、ヤップ
「スイープをして」という意味です。
スピードが落ちることなく進みます。
ウォー、ノー、オフ、アップ
「スイープをやめて」という意味です。
スイープをやめることで、ストーンにかかる摩擦力が強くなり、勢いが弱まります。
ハード
「もっと強くスイープして」という意味です。
スピードを落としたくない時に使われます。
クリーン
「スイープでストーンの前のゴミを取り除いて」という指示ですww。
ゴミによってストーンの向きが変わってしまったり、減速してしまったりするのを防ぐことが出来ます。
ちなみに最も多く使われる声はウォー、ノー、オフ、アップだそうです。
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