Twitterの役割って何でしょう?
Twitterの役割って何でしょうか?
一般的には、「集客手段」、あるいは「コミュニケーション手段」等が挙げられそうです。
たしかに、これらはTwitterの重要な機能なのかもしれません。
でも、それ以外にも、Twitterには極めて重要な役割がありまして、こちらのほうが私にとっては重要です。
では、集客目的、コミュニケーション目的以外のTwitterの役割とは何でしょう?
それは、「編集ツールとしてのTwitter」に他なりません。
もちろん、編集ツールとしてのTwitterも、間接的、結果的には「集客」や「コミュニケーション」にリンクします。
ですが、直接そのこと自体を狙ったものではありません。
Twitterは、あらゆる形式(文字、音声、動画)のコンテンツの編集にあたって、優れた能力を発揮してくれます。
たとえば、こちらの動画コンテンツは、Twitterの関連ツイートをまとめて喋っただけで完成したものです。
→ https://www.youtube.com/watch?v=gePdzbAxEd4
また、こちらの音声コンテンツも同様ですl。
→ https://note.com/hirokimatsui/n/nfaae5b92fc12
つまり、何らかのコンテンツを編集する意図を持つだけで、日常レベルの単なるつぶやきがコンテンツ化されるという意味です。
その際にキモとなるのが、Twitterの検索機能、ハッシュタグ(#)機能、モーメント機能です。
まず、Twitterの検索機能を使って、情報収集します。
次に、情報収集した素材を使ってネタ出しをしますが、この際に後々関連ツイートを一括検索しやすくするために、キーワードにハッシュタグ(#)を挿入しておきます。
さらに、モーメント機能(=おまとめツイート)を利用することで、関連ツイートをまとめ、整理しておきます。
こんなふうに、おいおい体系的な「コンテンツ」になることを想定し、その編集ツールとしてTwitterを活用することで、コンテンツの編集スピードが格段に向上するのです。
加えて、編集ツールとしてのTwitterを繰り返し継続して使っていると、いつしかTwitter自体に強烈な『暗示機能』が備わっていきます。
つまり、「暗示ツールとしてのTwitter」です。
たとえば、こちらのTwitterのモーメントなどは、かなり強烈な暗示機能が備わっています。
→ https://twitter.com/i/events/879576369700655104
これは、「アイデア1000本つぶやきます」というコンセプトのTwitterですが、それと同時に「過去のつぶやき20本程度をまとめてKindle本を出版する」といった宣言しています。
つまり、このTwitter自体が集客目的、コミュニケーション目的以前に、Kindle本の編集目的を持っているということです。
こうして、日々呟いたアイデアが「モーメント」にまとめられ、それをネタ元として20ツイート(=20個のアイデア)ごとに書籍として編集されていくわけです。
すると、いつしかTwitterのフォロワーさんは、「このTwitterのつぶやきは単なるつぶやきではなく、いずれKindle本に仕立て上げられていく」という認識を持ち始め、日々のツイートを注意深く観察してくれるようになります。
これが、Twitterの「暗示機能」というものです。
要は、明示的に断りを入れなくても、「いずれ正規にコンテンツ化されるツイート」という暗示を入れることが出来るのです。
この暗示を受取ってくれる人は、あとはこちらが何も言わなくても、Kindle本が出版されるたびにそれが無料版である限り、ほぼ確実にダウンロードしてくれます。
実際、Twitterを編集ツールとしたこの流れでKindle出版をしてみると、先のアイデア1000本ノックの事例では、5冊のうち4冊がビジネス経済カテゴリーで第1位を獲得、うち1冊は総合2位まで登り詰めています。
結局、編集ツールとしてのTwitterは、極めて濃いユーザーを巻き込む「集客ツール」としても機能していたという証左です。
なお、ここで言う『濃いユーザー』とは、こちらで無理やり「これいいですよ!」「すぐにダウンロードしてください!」などと明示的に訴えかけなくても、編集プロセス~出版に至るプロセスを暗示するだけで、主体的にダンロードしていくれる“暗示受容能力の高いユーザー”のことを指しています。
明示的に何かをお願いし続けていると自分と相性の悪い人までどんどん巻き込んでしまいますしね。
なので、コンテンツマーケティングのキモは、暗示受容能力の高いユーザーといかに濃密な関わり(コミュニケーション)を持てるか?という点に尽きるのではないかと私は考えます。
その意味では、Twitterというのは紛れもなく、「コミュニケーションツール」です。
ちなみに、本稿を編集するにあたってのネタ元はこちらの関連ツイートであることも包み隠さず申し添えておきます(笑)→ https://twitter.com/ryman_ses/status/1151132718761050112
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