私の芸術運動209私の足跡
高知旅行から帰って来て早速高知の風景画を一枚描き上げました。
土佐久礼港の防波堤の先端にポツンと立った小さな赤い灯台の有る風景です。
私は絵を描きながら何故私はこの景色を描こうとしたの?と自問自答しました、この絵だけがそういう感情を思わせるわけじゃありませんでした、いつも絵を描きながら私はこの絵を何故描くのか?と自問自答して来ました、他にも絵になるものは沢山あります、いわゆる映える景色というものです。
今まで私が描いて来た絵はみなモチーフが何気ない風景ばかりです、どこ?って感じの場所です、けど私にとってはその場所こそと思う何かがあったのでしょう、いつもその正体不明のインスピレーションを元に描いています、みんなが知らない場所!というだけで私はワクワクして来ます、しかしその場所はそこに住んでいる人からすれば普通の景色なわけです、いつも見るごくごく普通のありふれたたわいもない場所なんです。
それが私の描きたい絵画であり
その描く動機は、何を隠そう自分の心の為に!です。笑
こんなこと言ってしまったら私は社会的に画家として生きていけない様なそんな気がします、だけど、、、絵が売れて、注目されて、画家として名前が売れる、そうなれば嬉しいけれど、その為に描いているとは思えません。
私は画家で有る為に描く、ひいては私の心の為に描いていると言わざるを得ません!!
伝えたい事は絵に描いて、エッセイの様に簡単な文章に纏めて投稿しています、私は常に新規のつもりで、一枚一枚の絵に全力を尽くすだけのことです、部屋には絵画が山積みです、私からすれば読み終わった愛おしい本が本棚に並んでいく様な感覚です。
私は描いて対価を得たいのではなくて、何かを得て描かさせてもらっているんですね。
本当に贅沢な人生です、感情を表に出すのが苦手な私ですが、心から感謝しています。
それが絵を通して描かせてもらったその土地に還元されれば良いのにと思っています。
いずれ、画文集として本にまとめ、私の生きた旅の足跡を本を手にした誰かが訪ねて行き、私の絵を元にその土地に行きまた何かを感じ取ってくれたら良いなぁ。
よし!描こう!