不安の質
今日歩いている時
いや!これじゃダメだな!
と思ったことがあった、言葉にするのが難しいのだけれど、その事について話そうと思う。
僕は、油絵画家をやっている、全く日の目を見ない、いわゆるうだつの上がらない生活なのだが、日々生き生きと生きています
もちろんその事について将来の不安は噴き出してくるのだけれど、実はこれ
油絵画家を始める前の生活の時の方が将来の漠然とした不安は大きかったように思う
普通逆じゃない?そう思うのが普通なので、自分でもよくわからないのだけど
あの時感じていたのはこのままでいいんだろうか?という漠然とした不安だった、果てしない感じがした
それがとあるきっかけで油絵画家の道へと踏み出した時の恐怖感は確かに相当なものだったがそれと同時にワクワクしていたのをよく覚えてる
そこから、不安の質が変わってきた
(今僕が抱えてる不安の質がいいとは言わないが)
どう変わったのかというと
このままでいいのか?本当に?という不安から
次はどうしよう?これでどうだろう?という不安に変わった気がする
これは僕の中でかなりの変化だったのである
油絵画家になったら自分の人生はどうなってしまうんだ?第一生きていけるわけが無い。
そう毎日言い聞かせていた、ビビっていたんだな、毎日変な汗かいていた気がする。笑
じゃー、今はベストな状態なの?というとなんとも言えないが、少なくとも今は情熱が不安に負ける事はそうそうなくなった、負の感情に囚われなくなり、自分は自分だという意思が強くなった気がする
今がなぜベストじゃ無いのか!
それは当たり前なのだがその事について考えていたんだと思う
ベストじゃ無い理由
それは僕が油絵画家を目指した事によって指の隙間からこぼれ落ちていったものがあまりにも多かった気がする、あの時はそのくらいじゃ無いととてもじゃ無いけれど僕は進めなかったが、やはりベストじゃ無い
なんたって諦めなきゃいけない事が多いと感じた、フリーターになって日々の生活の心配とか、人々との付き合いとか、自分の絵に対しての不安である、これは絵をやっているうちは全く意に介さない事だったのだが、今日ふと思った。
諦める必要は全く無いわけだ
画家だから仕方ないなんて事はない
なんかもっとどしっと構え、大きく手を振ってど真ん中を歩くべきだと思った
天狗になったりとか?いわゆる調子に乗る事とは違う
自分の選んだ道の真ん中、いわゆる自分の王道を自分が堂々と歩く事が大事だと思った
あくまでも心構えの話なのだけど、それが今後自分の芸術人生を大きく左右する事に思えて仕方が無いのだ
そのための準備をここ3年間させてくれた気がする
これがベストな人生とは言わない
けれど今この瞬間のベストは尽くしている
自分の中から聞こえる
「自分は間違いなく画家なのだ」
本当にそうそう聞こえる
だからウンウンと頷きながら描いている
どのみち
僕に画家を諦めさせられる奴はこの世界に一人しかいない
それは自分しかいない
自分がダメだと思えばそれはもうダメなのである
ダメもクソもない
絵が描きたいから描いている、だから画家
日曜画家とか、趣味とか、とりあえず画家から引きずり落とそうとしていてもしょうがない
僕の画家たる所以は、絵が好き、そして、描き続けているという事だけなのである
誰に言われて描いているわけじゃない
だから、諦めるとしたら、それは自分から降りただけの事なのだ。
そういえば昨日新作を描き上げた
縁があれば装幀の仕事も是非やってみたいと思っています、どうぞよろしく。
「喫茶ラドリオ」
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