【視力2.0 原稿】#15 半ドンで視力が向上!?
本投稿は拙著「視力2.0(仮タイトル)」の出版にあたり、ボツになった原稿を掲載しています。
いよいよ入稿が完了しました。。。ドキドキしますね。
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※本文は屋外活動が視力を向上させる、の後に挿入されているものです。
半ドンで視力が向上する?
さて習い事に関しては、私はスポーツ少年団の水泳クラブのほかに、習字を習っていました。一年生から六年生まで、毎週土曜日の午後に習字教室に通っていたのです。時代は1987年-1993年ですから、土曜日の午前中に小学校がある時代、いわゆる半ドンでした。
毎週土曜日は正午ごろに小学校から帰ってきて、昼ご飯を食べて、500mほど歩いて歩いて近くの習字の教室に行くのです。うまく書けるまで帰れません方式で、1.5-2時間ぐらいずっと習字の練習をしています。6年間、毎週往復1kmを昆虫を探しながら歩き、たっぷり日光を浴びたと思います。もちろん虫を探しながら…
振り返ってみると1992年ごろから土曜日が休みとなる週休二日制の取り組みが始まったようです。子供の屋外活動時間という意味では、土曜日が半日授業、というのは大きな効果があります。少なくとも週6日外に出て、しかも土曜日は日射量の強い正午付近に帰宅することになるからです。
週休二日制の導入時期(1992-1995年)と近視率増大とは相関があるかもしれません。
学校保健統計にある1979年からの児童・生徒の裸眼視力1.0未満割合をグラフにしてみると、1989年ごろから急な近視割合の上昇が見られます。週休二日制の導入と視覚不良率の拡大に相関があるといのは、あながち間違いではないかもしれません。
ついでにスマートフォンの普及時期としてiPhoneが普及してきた2007年を描き加えてみましたが、やはりどの学年でも視覚不良者の比率が上昇しています。
さて、このデータをまとめた2024年、これまでほぼ週休2日だった息子の小学校で、半ドンの導入される日数が増えてきました。インターネットを調べてみると、どうやら土曜日通学の再考は全国的な潮流のようです。
半ドンが子供たちの視力向上抑制に一役買うことがあれば、よい変化かもしれません。先生方は仕事が増えて勤務日数が増えてしまい大変になってしまうでしょうか?土曜日はシニア人材や子供とかかわるのが好きな人材を活用するなど、これからの時代に沿った良い方法があればいいのですが。
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以上です。私の個人的な経験と、勝手に調べたデータではあるのですが、なかなか的を射た主張ではないかな?と思いますが、どうでしょう?
人材活用など、いくつかの障壁をうまく整理できれば、今問題になっている「学校教師の労働負荷」「シニア人材の活用」「若年層の近視拡大抑制」のいずれも解決できるいいアイデアのような気がしています。
土曜日の家族旅行とかは難しくなるかな?土曜通学義務教育化はやめて自由通学にする?いろいろ想定しなければいないことがたくさんありますね。
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