見出し画像

【視力2.0 原稿】#11 視力を落とさない仕事のコツ(その3)

 前回投稿では視力を落さない仕事のコツ(その2,その3)を投稿してきました。

 現代社会では「成人進行近視」の方がたくさんおられます。仕事の内容がパソコンの前で行うようなものに偏りすぎてしまい、大人になってからメガネやコンタクトが必要になる方が増加している、ということです。

 本投稿は、出版予定でカットされた原稿のうち、仕事を早く終わらせるコツから始まる原稿部分です。仕事時間が短ければ、目に負担が少ないでしょう。それには、効率的に業務を進めることが必要です。

 私も独身の頃は夜遅くまで長時間働き、効率的とはとても言えない状態でしたが、結婚して家庭ができ、さらに子供が生まれると、家庭に時間を割く必要に迫られます。
 本投稿内容はその時に編み出した方法です。お役に立てる部分があればいいのですが。

 どうぞご笑読ください。

**********
仕事を早く終わらせるコツ
 社会人になってから視力が落ちるのは、多くの場合仕事が原因です。もちろん体のことですから生活習慣や食事が原因ということもありますが、生活習慣や食事が乱れるのは、ほとんどの場合、仕事のストレスと言っていいでしょう。

 つまり、仕事においては可能な限り効率的に業務を完了し、可能な限り早く終わらせることが大切です。事項から私が実践してきたいくつかのコツを記載しました。

早朝から仕事する
 フレックスタイムや裁量労働、自営業など、仕事時間が自由に選べる人は、早朝から仕事を開始するとよいです。第一に、朝日を浴びて体内時計が整い、体調が良くなります。朝日が睡眠に関わるメラトニンの生成に関わっているとこはだいぶ広まりました。

 通勤がある方は、早朝は人が少なくスムーズに移動できることをご存知でしょう。特に首都圏の電車は8時台など、非常に混雑し、事故などで交通機関が止まることも多いですが、早い時間に移動できると、トラブルに巻き込まれる確率は下がります。

 早くに仕事が開始できれば、誰にも邪魔されずに効率的に仕事ができ、余裕をもってその日のタスクを終えられます。そして、まだ明るい時間に帰任できるので、夜まで仕事するケースに比べて通勤時間に浴びる日光は2倍になります。日光がある状態での屋外活動が、視力の維持に効果があることは、これまでも述べたとおりです。

 早朝に仕事を始めて早めに終えることは、業務効率が向上し、ストレス対策ができ、目にも体にも良く、効果的な施策なのです。

 私は会社員の頃は4時30分に起床して6時過ぎから会社で働き、10時間ほど仕事して16時には退社する、という仕事習慣でした。保育園に子供を迎えに行くためです。送りは妻が担当です。

 現代では働き方改革がすすみ、旧来の画一的な働き方はどんどん見直されています。自身の健康とプライベート、業務効率を最大化させる仕事時間最適化を、個人レベルで改善していきましょう。

前倒しで仕事する
 業務効率を追求して仕事のパフォーマンスが上がると、早々に完了してその日にやることが無くなりますので、先を読んで仕事をすることが可能になります。
 次はこんな内容の調査の仕事がありそうだな、こんな課題が出そうだな、というのをあらかじめ準備、処理しておくと、実際に業務指示があるとすぐに対処できるうえに、余裕をもって進められます。
 業務指示から納期までが短時間だと、目の負担と精神的ストレスが増えますので、余裕を持って仕事をすることは、視力の維持に必須なのです。

 企業の研究者という職業の場合ですが、多くの場合、期末になると「今期の特許出願数が足りないので、何かアイデアは無いか」という指示が来る確率が高いのを経験的にわかっていました。時間がある時にあらかじめ考えておき、資料にまとめておくようにしました。
 そんなこんなを長年繰り返して、私の特許数が74件になったわけです(本書執筆時点)。会社からも評価されるし、退職後の自分の業績にもなるので、公的なアウトプットはとても有効です。

 そのほか、必ず月末までには処理しなければならない、出張の経費精算や勤怠管理表の入力、備品の購入など、時間があれば焦らずミスもなく実施できます。こういった地味であまり生産性を感じない入力作業は、期限ギリギリに焦って行うと、ストレスになる上にパソコンを凝視しながら入力することになるので、目に負担をかけてしまうのです。

在宅勤務を活用する
 2020年3月、新型コロナ感染症の拡大により、在宅勤務はかなり普及しました。在宅勤務をすると、通勤しなくてよいので非常に効率的ですが、仕事の方法はほぼパソコンしかなく、なおかつ労働時間も自在に増やせてしまいますから、一見すると目に良くなさそうな印象があります。

 実際、一般社団法人 日本生活習慣病予防協会の報告資料では、コロナ禍で起きた体調の変化として、「目の疲れ」「体重増加」「体のだるさ」がを実感した人が多数現れたとのことです。「目の疲れ」については28.8%もの人が実感しています。

 在宅勤務では、パソコンの前に座って仕事することが中心になりますので、当然の結果と言えます。特に緊急事態宣言の発令で在宅勤務が初めての人にとっては、一日中家の中にいるというのは非常にやりにくかったのではないかと想像します。

 しかし、工夫すれば目の負担を減らすことは可能です。私にはコロナ以前の2017年から在宅勤務の試験運用参加経験があったので、体に影響が出ることは実体験であらかじめわかっていたのです。

 実際に目を守るためには、集中して仕事し続けるのではなく、本項でも述べた様々な組み合わせを導入すれば、通勤よりよほど身体も楽ですし、自分のペースで仕事ができるようになります。
 朝早く起きて朝散歩をしてから仕事に臨む、昼は外出する、スタンディングデスクを導入する、早く始めて早く終わる、リラックスして休憩をとるなど、目に良い様々な方法を導入しやすいのです。

 とはいえ、慣れないとリラックスして自分のペースではできないかもしれません。私も在宅勤務の試験運用のころは、誰かからメールが来たらすぐ返信しないと、仕事をしていないとみなされるのではないか、という強迫観念のようなストレスがあり、自宅のトイレに行く時もノートパソコン片手で持っていったものです。

 私とトイレでご一緒したパソコンは退職時に会社に返却しましたが、今でも誰かが使っていると考えると、申し訳ない気持ちでいっぱいです。
**********

 以上です。
 朝早く仕事をはじめること、効率的に業務を終わらせ、仕事時間を短くすることが、結果的に目と身体をいたわり、家庭も大切にできることにつながるのです。ぜひ朝活やりましょう!
 朝早く起きるのが苦手、という方もおられるでしょう。朝活の方法は以前Youtubeに投稿しました。あわせてご覧くださいますと幸いです。


 次回もどうぞお楽しみに! 

↓スキしていただけると幸いです。小動物が飛び出します。 

いいなと思ったら応援しよう!