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竜とそばかすの姫_20210724

こんにちは。
北条加蓮ちゃんのプロデューサーのhiroki_tanakaです。

細田守監督最新作の『竜とそばかすの姫』を観てきました。
とても面白かったのですが、歌と衣装に全振りした映画かなという気持ちになりました。
細田守監督作品を見るのは結構、久々で実は『サマーウォーズ』以来だったのですが、個人的にはサマーウォーズや時をかける少女よりも面白かったです。やぱり、映画全編を通じてのキャラや風景の見せ方が上手く、観ていてとても惹き込まれる作品でした。仮想現実のUの世界での衣装デザインは眼を見張るものがあって、猛烈なこだわりを感じました。

色々なレビューや前評判通り、歌も素晴らしく、ラストシーンは正直泣きそうでした。オープニングも劇中歌もラストもどの曲も本当に素晴らしく、音響が整っている映画館で観るべき作品だなと強く思いました。


~~~~~~以下、ネタバレあり~~~~~~~



観ていく中で疑問に思った箇所があったので、書き出しながら考えてみることにしました。

- 終盤にかなり色々詰め込みすぎて、話が少しごちゃごちゃしてしまっていた。
→戦うと言ったあの兄弟のその後やそもそも「戦う」とはどうするのかといった部分や何で父親は鈴を前にしてあそこまで怯えたのかといった説明が一切ないのであの雨のワンシーンだけで読み取る必要があるのはちょっとつらい…。
→後、最後に竜が「大好きだよ」と鈴に言うがそれに対して鈴は明確な返答をしないまま高知に帰ってしまう。なので、結局忍くんルートなのかよくわからない。ただ、これまで見守ってきた忍くんが急に恋愛関係にステップするのかは少し疑問が残る。

- 忍くんはUのアカウントを持っていないはずなのに、どうして鈴=Bellと気づく事ができたのか。

- るかちゃんと鈴の二人の折衷案的なASがBellというかなり人に近くルックスも強く反映されたASなのに対して、るかちゃん個人のASが意外にもデフォルメされたトランペットを持った妖精型のASだったこと。
→Uの世界はその人の潜在能力が反映されたASになるということだから、鈴は歌の能力があったのでそれを加味されて人型のASになったのかな。
→でも、歌の能力ならどんな形のASでも使えるのでは…?
→また、竜は弟を守りたいという強い気持ちが反映されたASなので、潜在能力だけではなく、気持ちがASに反映されるとするとそれは結構何でもありになりそう…。

- Uに接続するためのスマホ及びAirPodsのような生体デバイスを虐待していた父親が兄弟二人に渡していた。
→あそこまで行動を制限して、部屋には何も置いていない状態だったのに何故外部通信出来るものを買い与えていたのか。
→でも、ここを考えると物語が始まらないので野暮かもしれない…

- 父親の扱いが全体的に雑
→最後のバスのシーンと駅でのシーンにつなげるためにわざと空気に描いて、そこで強くインパクトを残そうとしたのかな。
→父親と直接関係はないけれども、鈴の家では右足のない犬を飼っていて、母親存命時代にはいなかったのできっと鈴が傷ついたモノを放っておけないことと母親からの優しさを受け継いでいることの暗示なのかな。


と、そんなことを考えながら映画を観ていました。
総じて、とっても良い作品でした!

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