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週末に考える子育て戦略のアイデア(2)

小学生や下の年齢の子供に、主体性を持たせることは可能だろうか。私が見ていて最初に思うのは、「好きであることのパワーは偉大である」という点。

好きな遊び、好きな本、好きなスポーツには、子供は信じられないエネルギーを発揮する。しかし、世の中には「嫌いだけどやらなければいけないこと」が無数にある。好きと対極にあるこれらを、子供にどうやらせるか。

「好きなことを人質に取ること」はかなり無意味だと分かっている。○○(嫌いなこと)を終えたら、好きなことをやらせてあげるという提案。短期的には効果があるが、長期的には、子供の反応は「だったらやらない」だ。

しかも、この「好きなことを人質に取ること」は、長期的には子供のモティベーションをかなり低下させる。好きなことが、好きではなくなり、主体性のエネルギーが大きく阻害される。

ならば、どうしたらいいのだろう。現時点では、2つの事が効果的だと判断している。

【子供の主体性を高める方法】*私が実践した範囲で
・1つ目、「権限を委譲する」
・2つ目、「進んでいる感を持たせる」

権限を委譲することで人が主体性を取り戻すのは、いろいろな組織研究で分かっている。単純なことでも「選択できる権利」が与えられると、人は活動力やエネルギーを取り戻す。

子供に権限を委譲する最も簡単な方法の一つは何か?

「嫌いだけどやらなければいけないこと」を実際に実行するときに、場所を選択できるようにすることである。学校の宿題をする場所を、自宅以外に、図書館、近くのカフェ、その他いくつかの場所の候補を見つけておく。

子供が集中できると感じる場所を複数試しておき、その日に応じて子供に「どこで宿題をやるか」を選ぶ権利を与えて実際に選ばせる。この小さな権限移譲で、子供のエネルギー低下を抑えることができる。

これは実証済みの1つ目の戦略!笑

2つ目の「進んでいる感を持たせる」とは、ビジネス用語でいえば、”進捗管理のマネジメント”と呼ばれる。書籍『マネージャーの最も大切な仕事 95%の人が見逃す「小さな進捗」の力』で描写されている内容。

人は、好きなことでも嫌いなことでも「ゴールや達成に向けて”前に進んでいる”という実感」を得ることで、エネルギーや意欲を低下させることを防ぎ、やる気を高めていくことができるという考え方。

実際、進捗管理のマネジメントを実践している経営者の方々の職場は、エネルギーレベルが高く、明るいことが多い。日々、それぞれの社員の方に「進んだ感」を与えることを重要な目標にしているから。

子供たちとの会話で、「今日はどんなことを達成できたか」「ほんの小さなことでも、どんな点で前に進めたか」に必ず触れる。本当はまったく前に進めていなくとも、この会話で本人の意欲とエネルギーを守ることを目指す。

次に、「何をすれば次のステップに進めるのか」をそれとなく提示する。次のステップに移るための協力(サポート)を惜しまない姿勢は、親側の役割かもしれません。

大人の世界では、「嫌いだけどやらなければいけないこと」を処理する心理的な強さが要求され、健全な大人は大抵のことを処理できます。しかし、子供のメンタルはそうはいかない。そのような難しい条件下でも、子供の主体性を少しでも高め、活動的に日々を過ごさせるための工夫は必要。

・1つ目、「権限を委譲する(何かを選ぶ権利を与える)」
・2つ目、「進んでいる感を持たせる」

上記の2つは、実際に試して効果があった方法です。叱ることにうんざりしている人、子供を叱ることの無意味さを痛感している方がいれば、ぜひ試して頂きたい方法になります。ぜひ一度、お試しあれ!子供の反応が変わり、効果に驚かれるかもしれませんよ。


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鈴木博毅  / あなたを応援する!ビジネス戦略コンサルタント
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