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ワークショップ第16回[20200720-0726]『菊と刀』【読書会】

この記事はコミニュティ向けの記事になります。ご了承ください。

今回選んだ書籍はこちら。

そして皆さんにやっていただきたのは

【月〜金】
〈書籍を購入された方〉
1, 本書で気になったところの抜粋
2, そのことに関する自分の考え
3,(できれば)その考えの説得力を上げるような見聞、根拠
をあげる。
〈書籍を購入されていない方〉
他の人の抜粋していただいた記述にたいして自分の考えを述べる
【土日】
今の日本において忘れ去られた価値観と残っている価値観を月〜金の記述を参考に自分なりにまとめる。

でございます。

こんにちは、バックれです。気付いたらもう7月中旬ですね、早いものです。

僕は「最近の若者は…」という言葉が嫌いです。しかし面白いことにこういったセリフは世界の果ての、しかも昔の遺跡の壁画にも描かれているそうです。
世代間のジェネレーションギャップは今の時代、テクノロジーの進化によってより顕著なものになってきています。もはや昔の通俗概念の一部はまるで異国のもののように我々でも理解しがたいものもあり、これは極端な例にしてもそう言った知識の差が我々世代間の壁になっているのではないかと考えたわけです。

そういったわけで、戦時中の日本人の文化・風俗・常識をまとめてた『菊と刀』をもとにして日本人がある程度受け継いできた考えを知ろうと思い今回の書籍を選びました。客観的に我々大和民族を調べた資料を見ることで、我々の知らない考えはおろか我々自身が無意識に受け継いでいる考えにも触れることで自己理解にも役立てられるのではないかと思います。
まとめると、今回のワークショップでは

・昔から受け継がれている日本人としての考えを知ることで自らを知る。
・今の己には残っていない考えを知ることで老人たち、先祖への理解を深める。
・自文化への理解のアプローチを通じて、他文化への理解の姿勢を学ぶ。


ことを目的としたいと思います。

と、建前を書いてみましたがこの本を読んでもらって何かしら得られるものがあればOKです。結構長い書籍でありまた途中から読んだからと言って内容がちんぷんかんぷんということもないので、気になった章だけ読んでいただいて思ったことをチョロンと呟いていただいたり、「へーなるほどね」くらいに思っていただけるような機会があれば嬉しい限りです。

また、この本はかなりのリサーチをかけ恥と罪の二元論を提唱することに成功した「日本人分析の先駆け」として評価を受けていますが、結構批判も多く、著者のベネディクト氏も自らの弟子に「『菊と刀』はあまりよまないように」と言ったという話もあるそうです。
今回は書籍の内容を主にするというより、この1週間を新たなる己・他者理解のきっかけにしていただければと思います。

それでは1週間よろしくどーぞ。

#ワークショップ

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