符堅
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苻 堅(ふ けん)は、五胡十六国時代の前秦の第3代君主。字は永固[1]。幼名は堅頭。元の姓は蒲といい、後に苻と改めた。略陽郡臨渭県(現在の甘粛省天水市秦安県の東南)を本貫とする?族であり、出生地は魏郡?県である。父は苻雄。母は苟氏。宰相の王猛を重用して前燕・前涼・代・前仇池を滅ぼし、五胡十六国時代において唯一となる華北統一を成し遂げると、さらには東晋領の益州をも支配下に入れ、前秦の最盛期を築いた。中華統一を目論んで大々的に東晋征伐を敢行したが、?水の戦いで大敗を喫した。これにより統治下にあった諸部族の反乱・自立を招いて前秦は衰退し、苻堅は志半ばでこの世を去った。
生涯
若き日
338年、?城内にある永貴里において生を受けた(当時、酋長である祖父の蒲洪(後の苻洪)は後趙に仕えており、その一族は郷里を離れて後趙の首都である?に移住していた)。
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