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ロシアの日常について発信するということ

読者の皆様、noteではお久しぶりですね。むかいです。

noteの更新は完全にサボっていたのですが、ありがたいことにフォロワー様が最近何故か急増したため、久々に更新してみます。

私のnoteをフォローくださっている方の多くは、Twitterで私という人物の存在を知ったのではないでしょうか?TwitterやFacebookにて、私は出来る範囲でロシアの日常の様子について発信しています。

今日は、この「私がなぜ今のロシアの日常について発信するのか」についてお話したいと思います。


①誇張のないロシアの今の姿を伝える必要があると思うから

私がロシアの日常について発信する理由の1つが、「誇張のないロシアの今の姿を伝える必要があると思うから」です。

残念ながら、ロシアについてインターネット等で流布されている情報は誇張も多く混ざっているのでは?と感じます。これはロシアについてマイナスの情報も、プラスの情報もです。

経済制裁について、日本にいる日本人と話すと、彼らが想像していることとこちらの現状が相当かけ離れていることが多いです。

確かに、いわゆる西側諸国との関わりの多い仕事に就いている人や、私のような非友好国から来た外国人は金銭面などで直接的な影響を食らっていますが、こちらの一般人まではその影響はほぼ及んでいないのが現状です。一般の人が日常生活を送るにあたり、特に支障は出ていません。紙不足やインク不足が報じられていたこともありましたが、最近は(どこから調達したのか知りませんが)不足はなくなっています。

そしてロシアでのインフラ事故。これらを半ば嬉々として、昨年2月24日以降いちいち調べて機械翻訳してはSNSで拡散し、ロシアの弱体化を喜んでいる人がいます。しかし、そのようなインフラ事故は今回の「軍事作戦」以前から多発しています。つまり、良くない話ですが平常運転なのです…。

日本と比べて脆弱なインフラ設備など、昔から存在していたこの国のあらゆる問題を、さも「軍事作戦」開始以降に発生したかのように扱う…。これはロシアの現状を正確に見ていくにあたり、むしろ有害ではないでしょうか?

また反対に、ロシアについて「どこの地上の楽園だよ…」「全員が全員そう考えているわけではない…」と思えるような情報が、いわゆる「親露」の日本人から発信されることが多々あります。ただ、こういった情報はロシア現地で暮らす一般人を全く無視していることが多いと感じます。ロシアも日本や他の国と同様、様々な問題を抱えた国です。その中に生きる人には様々な思いや葛藤があります。それを無視しないでください。

現行の事態を解決するにあたり、ロシア・ウクライナの現状を正確に知ることは大切だと思います。そこに今ロシアにいる日本人として貢献したいです。


②一般のロシア人に対する行き過ぎた言説に対抗したいから

2つ目の理由は「一般のロシア人に対する行き過ぎた言説に対抗したいから」です。

SNSを見ていると、明らかに批判や非難の範囲を逸脱した一般のロシア人に対する発言を見かけることがあります。民族や国民を全て一括りにして「悪魔」や「ゴキブリ」と罵ったり、「ロシア人は〇〇を知らない」という誤った情報や誇張に基づいた侮辱を流したり…といったものです。

誤った情報や誇張に基づく批判・非難は相手に響きません。嫌悪感・不信感を抱かせるだけで何も進展しません。そして、こういった誇張は、批判・非難の範疇を超えたヘイトに結びついてしまいます。(ロシア人は水洗トイレを使ったことがないから云々…)

私は、私を含め個人や集団が批判されたり非難されたりすることは当然だと思います。それを否定するつもりは一切ありません。

ただ、自身と関わりのある人たちや、自身がお世話になっている人たちが、蔑称で呼ばれたり、誇張された情報を元に馬鹿にされていたりするの見ると、流石に一人の人間として許せなくなります。

「今はウクライナのためにも、ロシア人についての偏見を撒き散らすのは仕方がない!」

という人がいるかもしれません。そういった人には、その偏見が今の事態の解決にどう貢献するのか、ぜひご解説いただきたいです。私には、現状や事態終結後の新たな対立の火種になるとしか思えないのですが。

誤った情報や誇張に基づく偏見をなくすためには、地道にこちらの日常について発信していくしかありません。

もちろん私が書けることには限りがありますし、こういった状況のため各方面への配慮は必要です。今後も諸々配慮の上で、ロシアやそこに暮らす人々の日常について、できる限り発信していきたいと思います。

おわりに

以上、「私がなぜ今のロシアの日常について発信するのか」について、書いてみました。まとまりのない文章で読みづらかったかと思いますが、最後までお読みくださった皆様に感謝申し上げます。

追記ですが、私は一般のロシア人をはじめ一般のウクライナ人、それ以外のすべての一般の人々に対し、批判や非難の範疇を超えたヘイトや侮辱を許さないという立場です。誤解なきようお願いいたします。

今後も忘れた頃にnoteは更新すると思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。


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