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ウクライナ情勢と自身の今後

 こんばんは!むかいです。意気揚々と以下の「ロシアへの就労手続きの流れ」の随時更新記事を書き始めてから約2週間が経ちました。(諸事情により公開を停止しています。)

 しかし、そのわずか3日後の2月21日、プーチン大統領はドネツク・ルガンスク両人民共和国を独立した国家として承認。さらには2月24日以降は皆さんご存じの通り。24日以降、寝不足になりながらもTwitterを駆使しながら情報を集め、その情報を見るたびに血の気が引いていくような思いでした。ウクライナの映像を見てショックを受け、ロシアへの経済制裁の報道でまた別のショックを受け…。ここ2日くらいでようやく落ち着いてきましたが、24日からしばらくは不安定な精神状態でした。

 このウクライナ情勢については、これ以上のコメントはいたしません。そもそも、コメントが出来るほどの知識もありません。ご理解ください。ただ、このような事態になってしまった以上、自身の進路にも大きく影響がありますし、ロシアとどう関わっていくか再考する必要があります。

自身の今後

 まず、結論から申し上げると、引き続き今年9月の新年度に向けて、ロシアのブリヤート国立大学での再就職を目指す方針に変わりはありません。大学側からも、今回のウクライナ情勢を受けての採用予定の変更に関する連絡は特になく、予定通りに手続きが進められています。また、大学の先生方からも、戻る前提で大学の現状や今後のことについてお話をいただいています。このように、まず、「受け入れ先の大学側に採用予定の変更の意思がないこと」が、ロシアに戻る方向性に変更がない1つの理由になります。

 そして、もう1つの理由が、今後のロシアと日本との関係を考えた場合です。この事態が発生して以降、ロシアやロシア人に対する世間の目、というよりも世界の目はとても厳しいものになっていると思います。日本でも、ロシア料理店がネットで嫌がらせを受けたり、ロシア雑貨店が店の物を壊されたりするなどの被害を受けています。日本に暮らすロシア人の方がSNSで誹謗中傷を受けたという話も聞いています。もちろん諸々の現状で日本人によるロシアという国に対する抗議が発生するのは自然な流れでしょう。しかし、ただの一般市民にその矛先を向けるのは間違っています。このような悲しい状況にあるからこそ、民間における交流を絶やしてはいけないのではないでしょうか

 この事態も、どのような結果になるかは誰も分かりませんが、いつか終わりの時が来ます。そのような時、新たに1から関係を作り直すにはものすごい労力がかかります。事態の最中に生じたお互いに対する誤解を埋めるのにも、とても時間がかかるでしょう。最悪の場合、制裁や自国民に向けられた非難の刃が、ロシアの国民感情に火をつけ、反欧米を掲げて更なる戦争の道に突き進んでしまうことも、欧米諸国の反ロシア感情に歯止めがかからなくなり、ロシアを敵とした更なる戦争へと突き進んでしまうことも考えられます。

 自分1人ごときの活動が、上記のような最悪の流れを止められるとは思っていません。ただ、こういう時だからこそ、ロシアに対して、政治とは関係なく、その国民を理解し、交流を継続していくことで、今後の争いの火種を少しでも摘むことができると考えます。そして、そういったロシアとの交流を絶やさないと考え行動する人が1人でも多く世界中にいることで、新たな争いの火種は確実に摘み取れる方向に向かうと思います。

 ロシアでは、日本や日本語に興味を持ち、日本への好感を抱いている人たちが少なからず存在します。日本語を学ぶ意欲がある人たちに日本語を教え、日本について伝えることで、彼らの役に立ちたい…という思いは、今回の事態に関係なく、昔からあります。そして、今回のような日本から制裁を受けるような事態になっても、日本に興味を持ち続けてくれるロシアの人たちの役に立ちたいきっと彼らが、今回の事態終結後の日ロ関係を改善していく大事な人材になっていくと思います。

 以上、カッコつけていろいろ並べましたが、現状は予定通り夏にロシアに渡航し、9月1日までにブリヤート国立大学に再就職の予定です
 もちろん、制裁やその報復の影響でビザ発給の遅延やトラブル、また、ロシアの著しい治安悪化により渡航断念…という事態はあり得るかもしれません。ただ、経済面での不安は、銀聯カード(…は使用できるか怪しいですが💦)や現金の使用によって、1年は何とかなるように計画を立てています。改めて現状は、夏の渡航、9月1日までの再就職に向けて、やるべきことを進めていきます。お見守りいただけるとありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

2022年3月4日(4月24日一部更新) むかいひろき

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