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週刊ブリヤート通信 第1号(2024年3月6日)

こんにちは!むかいです。
予告通り、本日より『週刊ブリヤート通信』を開始します。

第1部は地元メディアを中心にロシア連邦ブリヤート共和国関連の1週間の重要ニュースをピックアップしたもののご紹介、第2部ではニュースについて自信と関連付けた感想や身の回りの出来事・所感をつづっていきたいと思います。第1部は完全無料、第二部は一部または全部を有料とさせていただきます。ご了承ください。

今回の記事の対象期間は2024年2月26日㈪~3月3日㈰までです。それでは早速始めましょう!

(この記事は本来は3月3日か4日に公開の予定でしたが、後述の日本への国費留学のための試験や送別会等が突然入り込んだため執筆が遅れてしまいました。大変申し訳ございません。)


第1部・1週間の重要ニュースピックアップ

子どもを利用した特殊詐欺事件が2件発生。計60万ルーブルが詐欺師に騙し取られる(2月26日㈪)

2月24日㈯に発生し2日後に報道されることになったこの事件。
詐欺師が、騙された子供と同じ学校に通う子供になりすまし友達になろうとSNS上で接触。言葉巧みに子供から両親の電話番号や口座からお金を動かすために必要な暗証番号を入手。結果として1件目の事件では40万ルーブルが女児の父親の口座から、2件目の事件では20万ルーブルが別の女児の母親の口座から詐欺師に騙し取られてしまいました。

現在、ブリヤート共和国ではキャッシュカードや銀行アプリを悪用した詐欺が横行しており、バスや路面電車に「詐欺師に銀行口座の情報は一切渡さないで!」と書かれたポスターが掲載されるなどしています。

参照リンク

ブリヤート共和国から49人の青年代表団がソチで行われる世界青年祭典に派遣(2月27日㈫)

3月1日~3月7日まで、ソチのシリウス教育センターで「世界青年祭典」が開催されています。
「世界青年祭典」は1949年から旧東側諸国を中心に開催された文化芸術・学術・スポーツ・政治等の分野における若者の国際的交流を目的にした祭典。実は今年2024年も開催され、185か国から(ロシア人参加者を含め)2万人以上が参加しているそうです。(В «Сириусе» начался Всемирный фестиваль молодежи - Ведомости (vedomosti.ru)

ロシア各地からも代表団が派遣されています。ブリヤート共和国は、ブリヤート人やエヴェンキ人といったロシアの中でもロシア人とは違った文化を持つ民族が存在する地域でもあるため、民族の文化や料理の紹介も行われていることでしょう。私が勤務する大学からも派遣されている学生がいます。

参照リンク

https://www.bsu.ru/news/29881/

テレグラムの大規模通信障害。関連してインターネット障害も発生?(2月27日㈫)

2月27日現地時間午後5時ごろ、大手SNSアプリのTelegramの障害が発生しました。ブリヤート共和国やロシアに限らず、世界中でTelegramでの通信が一時的に困難になったそうです。

ただ、ここで通信が困難になったのはTelegramだけではありませんでした。ViberやWhatsAppといったロシアでも引き続き制限を受けずに利用できるメッセージアプリが一時的に利用できなくなったり、外国のサイトにアクセスできなくなったりという事態が発生しました。(これらは自身が体験したのはもちろん、知り合いの話からも、上記ニュースのコメント欄からもうかがえます。)

上記地元メディアのTelegramでの報道によると、Роскомнадзор(ロシアの通信管理当局)がメッセージアプリの違反を多数確認したとのこと。恐らくはその違反取り締まりや回復作業の際に、一部サービスやサイトへのアクセスを制限したものと考えられます。

3月4日~7日までウラン・ウデ市内の一部地域で計画停電(3月3日㈰)

ウラン・ウデ市内では設備メンテナンスに伴う大規模な計画停電が予定されています。最大で1日につき9時~17時まで電気が止まり使用できません。

ウラン・ウデ市内では長時間に及ぶ事故停電が昨年複数回あり、昨年の夏からメンテナンスのための計画停電が何回か行われてきました。その成果もあってか停電回数は減っていますね。

なお、停電開始は3月4日。報道は3日。さすがロシアと言わざるを得ません。

参照リンク

ブリヤートの現代芸術を発信するセンターが創立3周年!(3月3日㈰)

ブリヤートの現代文化の発信地として設立された「Xэб–Xaб」センターが間もなく創立3周年を迎えます。
このセンターでは、ブリヤート文字を使ったアートや絵画、ブリヤートの現代芸術品の展示、ブリヤート文化についてのワークショップ、ブリヤートについての講演会やコンサート等が行われており、ブリヤート文化の発信・継承の拠点となっています。
2022年2月以前はアメリカやドイツなどからも人を招き書道やデザインのイベントを開催していたそうです。

伝統的なブリヤート文化と現代文化を組み合わせた取り組みが、現在も引き続き行われており、今後も注目の場所と言えるでしょう。

参照リンク

第2部・ニュースの所感と自身の1週間

ここからはここまでに紹介したニュースについての自身の体験と関連付けた所感や、自身にあった出来事をまとめていきます。

詐欺と迷惑電話

まずは2月26日の詐欺のニュース。現在ブリヤート共和国では電話や銀行アプリを使った特殊詐欺が横行しており、大きな問題となっています。
自身のスマホにも多いときには週5回くらい迷惑電話や詐欺電話の着信があります。

このような迷惑電話や詐欺電話は以前もあったものの、明らかにその数が増えています。私が2018年〜20年に滞在していた時は、かかってきても半年に1回程度でした。

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