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風車と中年のクルクル 〜くもりの霞ヶ浦、山の大胡〜
風車が好きだった、気がする。
小学生時分。
羽の部分がゆっくりと、クルクルと回るだけなのに、その姿に感動していた。
洋食屋やカフェの天井によくあるプロペラですらずっと眺めていたのだから、きっと、クルクルと回るものだったらなんにでも夢中になっていたに違いない。
ということは、小学生とかに嫌われないようにするには、クルクルと回ればよいのだ。
アラフォーの私は、嫌われない中年になるために、キッズたちの胸中を探っている。
中年の私が必死になってクルクルと回るさまを、youtubeや TikTok、Xなどにアップする。
マットを敷いてクルクルと側転したり、鉄棒でクルクルと逆上がりしたりすれば、たぶん尊敬してもらえる。中年のクルクルだって、風車のように雄大だ。
さてと。
奇妙な話はさておき笑、風車をふたつほど(霞ヶ浦と大胡で)拝見したので、それについて書きます。
なんかいいよね、風車って。風情があるから、大人になった今も愛せる。
【霞ヶ浦(茨城県)】
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日本で2番目に大きな湖である霞ヶ浦には、大きな風車がありました。
なんか風車って、茶色のイメージがありますが、この風車は緑色。
公式サイトから、この風車の説明を引用しますね。
霞ヶ浦総合公園のシンボルとなっているこの風車は、土浦市市制施行50周年を記念して建てられたものです。
動力は電気で、高さ25メートル、羽の長さ直径20メートル、そして塔の中段には、360度見渡すことができ
る展望台があります。
50周年に風車を作るって、なにか意味とかメッセージとかあるのだろうか。
風車のうらには、提灯が。ネットでいろいろと調べると、台湾提灯らしい。
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あと、初めて行きましたが、霞ヶ浦はとにかく広いですね。湖っていうか、ほぼ海。
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晴れの日の霞ヶ浦も見たかったですが、「霞ヶ浦」という名称にはなんとなくくもりのイメージがあるので、これはこれで。
【大胡(群馬県)】
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群馬県の大胡にある風車。先ほどの風車は湖付近でしたが、大胡の風車は山のなか。
山の中で茶色だと、風車らしい風車と感じるのは私だけだろうか?
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うしろに山
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すごい広いね
霞ヶ浦では、風車以外に台湾提灯が目につきましたが、大胡では、アート作品が印象的でした。
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以上、中年のクルクルに関する深い考察(?)と、くもりの霞ヶ浦、山の大胡でした。
ゆっくりとクルクルと回る風車は、忙しない現代社会を生きる私たちに「まぁまぁ、のんびり生きようぜ」というメッセージになりうる。
きっと、中年がクルクル回るのも、誰かの憩いとなる。
2025年はクルクル回ろう。
風車のように、雄大に。
あるいは、地球のように。
(了)