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FA宣言の結論、お伝えします!

 さて、約半年前に宣言して、FA交渉をしてきましたが、今回、結論が出たので、皆さんにお伝えさせていただきました。

 先んじて、この記事の内容は動画でお話しています。表情とか声のトーンとかでこちらの方が伝わりやすいと思うので、可能であれば、こちらを見てもらえると嬉しいです!

 ※ 動画を見ていただいた方はこの記事読まなくて良いですw

これまでの背景

 まず、「FA宣言ってなんの話し?」と言う方もいると思うので、わたしが何をしていたかと言うお話しです。

 この2~3年で社外での登壇の機会をたくさんいただくようになり、年齢的にも31歳と言うことで、ありがたいことにスカウトのお声がけをいただくことが増えました。

 ありがたいお話をたくさんいただくことが、「自分が本当にやりたいことはなんだろう?」を見つめる機会にもなりました。

 そんなことを考えた結果が、転職活動でもなく、残留でもなく、FA宣言をすると言う結論になりました。

 そんなFA宣言に至るまでの思考や、背景をまとめたのがこちらの記事です。

 これを出したのが11月。ありがたいことに反響も多く、公開から2時間で約10人の方々からスカウトの連絡をいただきました。

 その中にはコミュニティーや勉強会経由で知り合った友人からの声かけのみならず、わたしの活動を見てSNSをフォローしてくださっていた方々、この記事にたどり着いて、過去のアウトプットを見た上で初めてわたしを知った方など、多くの方がいらっしゃいました。

 最終的に2021年3月時点では、50を超えるお声がけの中から34社の方々とオンラインで対面させていただき、今回結論を出すに至りました。

そのすべてに感謝をしております。改めてありがとうございます。

 これらのお話しは、どのような役割や期待値で声をかけていただけたかを振り返ると、 PdM、PO、新規事業立案、EM、VPoE、CTO、アジャイルコーチ、SM、、インフラエンジニアなど非常に多くの文脈でわたしに期待をしていただいていたようで、これは素直にわたし自身の自信にもつながりました。

今、決断した理由

 そして、2021年4月から新しい働き方を選択するわけですが、「なぜ、今なのか」についてです。その理由は3つあります。

1.  今後の自身のキャリアを考えたときにスタートアップを経験してみたい!

 これは、FA宣言開始当初はそこまで思っていませんでした。ですが、いろいろな形とオンラインでお話しさせていただく中で、少し傷ついたことがありました。

それは、テレビにもたまに出ているような有名なスタートアップ企業の社長さんとのお話の時でした。

私は
「より迅速な判断ができる環境でスピード感を出して成果を上げたい」
「意思決定の速度を早める事実を集めていく自信がある」
というお話をすると、
「あー、みんなそういうよね」
「いや、でもスタートアップ経験してないでしょ」
「スタートアップ経験してないと無理だよ」
「いくら今の企業で速度出してても、たかが知れてるかもね」

と、自分の中の既成概念に当てはめたラベルづけのもと、これまでの活動すらも否定された印象を受けました。

 であれば、スタートアップでも活躍してその発言を見返してやろうという思いが強く心に燃え上がりました。

2.  自分にコントロール不能な経営判断に左右されたくない(経営判断に直結する位置にいたい)

 実は、現在所属している企業が、4月1日よりグループ再編という形で大きな変更が行われることを1月に知りました。その結果、このままいくと私はチームごと転籍するという形になります。

 この決断自体は、グループ全体を考えると、とても早い決断で、私の中でも大きく支持する内容です。

 しかしながら、グループや会社ではなく私個人としてこれを捉えたときに、プロダクトもチームも良いリズムが生まれて、これからのできるだけ早く市場に勝負に出て物事を加速させていこうという中で、「自分にコントロール不能な経営判断に左右されたくない」という思いが強く生まれました。

 言い換えると「経営判断に直結する位置で仕事をしたい」という思いが強くなりました。

 それと同時に80年企業もあっという間に解体するということは、常日頃言われている

「"大企業は安定している"、"スタートアップやvsは不安定"な時代はもう終わった」

というのをつくづく肌で感じました。

3. チームの成長にフォーカスしている故に自身の成長の鈍化を感じている。

 この2~3年の私の働き方はチームへのスクラムの導入や働き方改革の実現など、組織改善やチームの質の向上に努めてきました。

 実際にその結果が書籍の1つの章として世の中に発表できる状態になったのも、一つの区切りを自覚する一因となりました。

 ※ この本にスクラムチームを0から作りあげた軌跡をまとめています。

当然、それが必要であり、やりがいも感じています。ただ、それと同時に個人の成長が鈍っているのでは?という思いも出始めていました。

 言うなれば自分が引っ張っている状態に慣れてしまっていて、そこがコンフォートゾーンになりつつありました。

 いつしかそれが、「あらゆるスペシャリストがいる環境で自身の成長を加速させたい」という思いを強めることになり、今回の活動の背中を押しました。

これからの働き方

さて、では改めてこれからの働き方がどうなるかというと、

「プロジェクトを加速させる複業家」

と名乗って、あらゆる組織のプロジェクト、プロダクトを加速させるお手伝いをさせていただくことにしました。

 これは、PjM、PdM、POなどチームやプロダクトのチームや状態に合わせて足りないピースを埋めることができればと思っており、新規事業立案、仮設検証、要件定義、PjM、PdM、プロダクトオーナー、スクラムマスター、アジャイルコーチなどがそれにあたります。

 この中でPdMやPOと聞くと「フルタイムじゃないとできないでしょ」という批判もあると思います。

 これには、私も半分同意です。

一方で、PdMの仕事は "知識 × 経験 × 質"だと思っています。この中の"経験"

にフォーカスすると

 経験 = PM歴 (社会人歴)

だと思い、時間の差は普通にやっていては決して埋められません。

 その点、パラレルで活動することで経験値もパラレルで習得できると考えています。普通の人が1倍でやっている時間で2、3倍の経験を得ることも可能だと思っています。

 そして、私が選んだ道は副業ではなく、複業(サブではなく全て本業)です。すべてに全力を注ぐことで、同じ24時間でもその質を上げていくことに挑んでいこうと思います。

  一般的に副業というと「できることに特化」して広く浅く仕事をするイメージかもしれません。なので、副業ではスキルは伸びないという声もよく聞きます。

 なので、PM領域において私はそのチームで落ちているボールを拾っていくことで専門性を上げ、A社での経験をB社へ。B社での経験をA社へということが実現可能だと思っています。

これはドラゴンボールの「精神と時の部屋」に入るようなイメージです。

具体的に何するの?

4月からの具体的な動きはこの4つのお仕事を行っていきます。

1. 新進気鋭のスタートアップでのPdM業。
2. 映像業界にて新規事業支援。
3. 個人でいただいているお仕事
4. プライベートチームでのプロダクト開発

1.2.に関してはお話しできるようになったタイミングで発信できればと思います。

3.は現在、アジャイル、組織改善、エンジニア教育、ファシリテーションなどで、こんなお話おいただいています。

・ワークショップの実施、講演(スポット / 定期)
・週数時間のメンタリング、アドバイザリー(スポット / 定期)
・AWS環境構築
・ホームページ構築/運用
・個人でアジャイル関連Youtube

こちらはまだ余裕があるので、気になる方はご連絡いただけると幸いです。

4. は昨年より全員副業チームでのプロダクト開発を進めています。現在ホームページを作成中なので、近いうちに公開します!

とはいえ辛いこともある

今回このような決断をしましたが、ちょっぴり辛いこともありました。

具体的には、

-  家を建てる場合、「ローン審査はかなり厳しい」と言われた
- 大病したら全てストップ
- なかなか身内から理解されない。快く思われない

など、みなさんの想像する範囲での壁には当然ぶち当たっています。

これは少しずつ解決できればと思ってます。

これから先の未来

 というわけで、4月から「精神と時の部屋」に入るわけですが、私の中で30代は修行の時と考えています。

 具体的には、40代でさらなる進化をするために、経験値を貯めながらバリューを出していく時期だと思っています。

 そのため、「ここだ!」と決めたところで100%を注ぎ、全てを本業としてとり組んでいきます。

引き続き、「これを手伝ってほしい!」「一緒に仕事したい!」「まずはお話ししてみたい」等、ぜひぜひご連絡いただけたらと思います!

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この記事を書いた人はこちら

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主にPjM、PO、セールスエンジニア、AWS ソリューションアーキテクトなどを務める。「映像業界の働き方を変える」をモットーにエンジニア組織を超えたスクラムの導入、実践に奔走。DevLOVEなど各種コミュニティーにおいてチームビルディングやワークショップのファシリテーションを行う