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「"視える"プロダクトディスカバリー」というテーマでスクラムフェス仙台に登壇してきました!
PIVOTのプロダクトマネージャー / プロダクト組織の責任者の蜂須賀(@PassionateHachi)です。
今日、スクラムフェス仙台に現地参加し、登壇してきました!
スクラムフェス自体の参加は2年前の三河ぶり。
PIVOTに移ってからなかなかアジャイル・スクラム文脈で話せる内容がなかったので、いよいよ準備が整った感じです。
今日は、どんなお話をしたか、その場での質問や会場で声をかけてもらった質問含め、感じたことを書いていきます。
最初に結論
今日はこんな端的にいうと、こんな話をしてきました。
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よくプロダクトディスカバリーは「N=1を見ろ」「全体像を把握して視野狭窄にならないように」とありますが、つまるところどっちも大事だと思います。
その両方における「私が大事にしてきたこと」「ケーススタディ」という構成でお話をしました。
①ユーザー”1人1人”のインタビューからインサイトを発見する方法
最初に結論。N=1から導くディスカバリーに大事なのはこちら
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いわゆる「自社プロダクト"のみ"の使い方」や「競合比較」のみではなく、その方の生活を把握して、鮮明に映像でイメージできるまでを理解することが大事だと考えています。
そのユースケースとして、「ながら聞き」という需要とユーザーのインサイトを発見して施策を打った事例についてお話ししました。
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その中で捉えるべき内容や質問例をお話ししました。
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特にリアクションいただけたのが「平日の過ごし方」など生活全般を把握すること。BtoBに置き換えると仕事の流れや1日の定常仕事などに置き換えられるでしょうか。
その中で実際に見えてきたインサイトとそれに伴う打ち手についてもお話ししました。
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②ユーザーの”全体像”からインサイトを発見する方法
次に全体像からインサイトを発見するケース。
それは、ペルソナを定義し、そのペルソナが使う「無関係と思われるサービス」にこそヒントがあるという点がポイントです。
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このケーススタディは「PIVOTマイル」という観たら貯まるポイント制度を取り上げました。
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先のN=1インタビューを数多くこなしていくとパターンが集約されてきて、解像度が上がってきます。その一部がこちら
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ペルソナの定義というとよくある失敗が過度な抽象化とカテゴリ分けにより実在しない人物像を作ってしまうこと。
こうならないようにデモグラフィックデータのみならずサイコグラフィックデータもカテゴライズの指標として大事だと感じています。
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ここまでくると、自身で生活の行間が見えてきて、言葉の背景にある本質的な価値観を価値観を推測することができるようになります。
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この時に大事なのが、「具体的なサービス」→「概念を抽象化」→「自社に当てはめると・・・という視点で具体化」をすることで、自社に取り入れる方法を思考することです。
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その結果、私たちはこんな学びやペルソナの生活にちょっとお得なマイル交換特典を用意しました。
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改めての整理
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会場の反応
大変ありがたいことに現地会場は多くの方が集まって聞いてくれていたようです。
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Discord上でもこのような本質的な質問が飛び交い、面白いディスカッションができました。
ぺルソナを分類した中で、どの層に向けた施策を実行していくか優先度を判断する?
最大公約数をとるのってかなり難しいと思っていて、時間がかかると思います 一方で早く施策を固めてアウトプットを出したい引力もあると思いますが、どれだけ時間を使ってどこまで理想を求めてディスカバリーをするか考えなどあれば聞いてみたいです!
印象的だったのが、参加者のほとんどがスクラムマスターやエンジニアで自身が主体ではないもののPMやPOと一緒に探索を進める中で「どこまでインタビュー内容を掘り下げるか」「どうやって社内に共有するか」などに課題を感じる方が多いようでした。
時間の関係で割愛しましたが、具体的な方法も別資料に記載しているので、興味があれば、ご一読いただけると嬉しいです。
最後に
今回のディスカバリーの話をして私の中ではその先にある以下のテーマについても整理ができてきています。
ディスカバリーを受けたデリバリーの優先順位付けで大事にするべきポイント
「高速にデリバリー」することと「急ぎすぎたデリバリー」することの違い
ぜひ機会をいただければ言語化し、どこかでお話ししようと思います。
我々はこれからテクノロジーカンパニーになるためにまずます盤石な事業体制を支えるプロダクト組織を強化していきます。
(反響が大きかったテクノロジーカンパニーへの意気込みはこちら)
そんな私たちは継続して仲間を募集中です。私の入社からコンスタントに2ヶ月に1名のメンバーを迎えています。
興味を持って頂けたら是非ご連絡ください。私へのDMでも大丈夫です。
現在の採用情報:Androidエンジニア、Webエンジニア etc.
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