Nikeとコーチングには共通する哲学がある
僕が新卒でNike Japanのマーケティング本部に入社したのは、2016年のリオオリンピックの年でした。スポーツメーカーとして、オリンピックモーメントは予算もガッツリかけてマーケティングを行う一大モメンタム。Nikeとしては、社内ではJust Do Itキャンペーンと呼ばれるプロモーションを展開します。
2016年のリオオリンピックで、Nike Japanが発信したブランドフィルム(ブランドが一番伝えたいメッセージを大々的に発表し、ブランディングを確立するための映像作品)は、「身の程知らず」でした。覚えていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?
*Nike Japanのオフィシャルチャネルからはなくなっていたので、別アカウントから拝借
当時は学校関係者からのコメントなどで物議を醸しましたが、個人的にはとても尖っていて好きなメッセージフィルムです。いつみてもアガります。日本文化の直視しにくい部分にまっすぐ刺しにいったのが良かったと思います。
実はこれは、アメリカのNike本社がオリンピック用に作った別のメッセージを、日本文化の文脈に沿って編集し直したものでした。
では、元々のブランドメッセージはなんだったのか?
それは、「Unlimited You」でした。
*同じくNikeのオフィシャルチャネルからはなくなっていたので、別アカウントから拝借
見比べてみると、結構印象が違いますよね。Nike本社が出したメッセージである「Unlimited You」を、Nike Japanが「身の程知らず」と置き換えて、日本でコミュニケーションしました。
「Unlimited You」のメッセージを分析すると、Nikeがあなたに語りかけている視点だと理解できます。一方、Nike Japanの「身の程知らず」は"あなたは身の程知らずだ"、と語りかけているというよりも、自分自身のアイデンティティを語る言葉として、もっと身の程知らずでいようぜ的なスタンスをとっているように僕は理解しています。その意味では、本質を捉えつつも、大きくメッセージのアプローチを変えているので、とてもユニークな面白いローカライゼーションの例だと思っています。
このnoteのタイトルである、僕が見出したNikeとコーチングの関係性は、まさにこの「Unlimited You」と語りかけるNikeのスタンスそのものにあります。僕の中で、Nikeが発信するUnlimited Youの解釈としては、
そんな風に語りかけながら、背中を押している存在だと思います。まさにこの存在はコーチそのもの。
僕が提供しているコーチングでは、コーチはクライアントが本当に手にしたい未来に対して、親よりも、友達よりも、誰よりもその未来を一番に信じている存在です。
クライアントが自分で可能性を制限したらきちんと介入し、その制限を解放します。他者からの圧力から行動を制限されていたら、それさえも認知を書き換えて、制限を解放します。あなたを制限するものは何もないことに覚悟を持って向き合い、今の自分では想像を超えた未来を共に作りにいく。これがまさにコーチングが提供する価値です。
コーチングについてまとめた記事はこちら。
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