「TG-100 日本語訳を読んで」の総目次はこちら ↓
はじめに ~第4章~
第2, 3章に引き続いて「第4章」を読んでみたいと思います。
まずは、引用の記述の仕方を説明いたします。
TG-100 日本語訳からの引用は、
ChatGPTの要約分の場合は、
という風に記述しております。
感想 ~4. 品質および安全性: 概要~
4.A. 品質
このレポートでの言葉の定義ですね。
4.B. 品質マネジメント: 構成要素,機能,およびツール
上から4番目の項目(●)について。
ざっくり言うと、QCは入力依存特性、QAはプロセスからの出力依存特性、かな。
私はQCとQAの違いを厳密に考えたことはなかったのですが、入力と出力に分けて考えると分かりやすいかもしれません。
企業ではQCが多く使われてるし、医療ではQAが使われてるし。
4.C. 安全性に対する後ろ向きアプローチ
4.D. 安全性に対する前向きアプローチ
懲罰的・・・いやですねー。
後ろ向きアプローチ、根本原因解析では、個人の能力ではなくて、プロセス等の改善に力をいれる、ということですね。
また、このCenter for Assessment of Radiological Sciences(CARS)のURLを覗いてみよう。
今わかっているインシデントやニアミスも、前向きなアプローチに使えるんですね。
TQMとかは、企業でも病院でもやったことはあるんですが、FMEAおよびFTAは初めてです。
今は良くわからないんですけど、第5章BとCで述べられるので、具体的なイメージがつかめるんだと思います。
感想まとめ ~第4章~
TG-100 第1章~第4章まで読んできて、新しい品質管理手法の概要、重要性等を学んできました。次は具体的にFMEAおよびFTAとかを実施する章になります。
しかし第5章に行く前に、一旦、QUALITY & SAFETY RESOURCES Work Group on the Implementation of TG-100 - Implementation Guideのプロセスマッピング、FMEA、FTA、QMプログラムの作成”を読んだら理解が深まるのではないかと思っています。
そこで、次回ではQUALITY & SAFETY RESOURCES Work Group on the Implementation of TG-100 - Implementation Guideを読んでみることにしようと思います。
Jun 18, 2023
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