SNSの引力
近頃は積極的にInstagramを開かないようにしている。
他人が魅せようとする私生活を覗くことに疲弊し消耗してしまうからだ。
確かにいろんな得られる情報が多いというメリットはある。
仕事や生活に役立つ情報を発信している人も数多くいる。
ただ、それ以上に他者との比較にさらされるというリスクが圧倒的に多いと思っている。
友人知人があげる投稿というのはだいたい華やかだ。
友達とテーマパークに行った
豪華なディナーに行った
彼氏彼女とデートした
車を買った
結婚した
家を買った
子供が生まれた、、、
枚挙にいとまがない。
非日常的な体験に心が躍り、その弾みで投稿しようとしたくなる心理は理解できる。
冷静な時は頭では理解できても、そんな華やかさを自宅で1見てしまった時、ギャップにやられてしまうのだ。
逆に、自分が魅せる側に回ってやろうとするのも注意が必要で、そういう時は大体「承認欲求を満たしたい」願望が指を動かしている。
この承認欲求とうまく付き合っていけない者にとって、SNSというのは諸刃の剣だと僕は思う。
当然だが、投稿したとしても必ずしも思い通りのリアクションが返ってくるとは限らない。当然だと思っていても、孤独感に苛まれるある夜の日には、手軽に承認欲求を満たしたいという欲求に駆られて手が伸びてしまうのだ。それが自らを更なる孤独感へと誘うとも知らずに。
悲しいかな、自分の人生に忙しくない人は、他人の生活を見て一喜一憂する人生を選んでしまうことになりそうだ。
そう思うからこそ、もっと自分に忙しくするために、他者との繋がりを制限する。