詩📓「ニワカナカワニ」

20240630

本来　一般的に使われる　ニワカ　と言う言葉には　あまり良い意味が　籠っていないように　感じる　それはニワカには信じ難い　という使い方ではなく　スラングとしての　ニワカファンなどの方の　言葉として　だ　ただ　個人的に　何においても　ニワカでありたいと　思っている　自分は　自分の作品を　売らなければならない立場だ　人を崇拝したり　作品に耽溺している　場合ではない　自分のファンは　誰より先に　自分であることを　噛み締めなければならない　だから　自分の好きなものを　誇りとする生き方には　抵抗がある　認めるところは　認めるくらいで良い　こだわりである　オリジナリティを保つには　何かの　一方的なファンのままでは　ダメな気がする　だから　俺は　映画もニワカだし　ゲームもニワカであり　ゲーム実況もニワカだ　好きなもの　全てにおいて　ニワカ　マクドナルドもニワカだし　日高屋もニワカ　他の詩人に対してさえ　ニワカになる他無い　だって　ファンになって仕舞えば　筆が止まってしまいそうだから　誰かに勝つためではないが　競い合っているのは事実だ　数少ない空席に　誰が座れるか　そして　誰が一番長く座れるか　それが重要だ　と書きつつ　争いごとは得意では無いから　まったりと考えて　ゆったりと過ごし　どっしりと構えていよう　俺の　ニワカファンを愛する　そして　いつか　本当のファンが出来たら　その人たちには　最大限の愛情を注ぎたい　それが　おそらく全てにおいてニワカである　俺の使命だと思う　ニワカという川に　大量のものが溢れて　流れて　消えて　また流れて　また消える　楽しみが　いっぱいだ　死ぬまでに　どれだけのニワカに　なれるだろうか　たくさんのニワカに　囲まれながら　いつか　俺の作品の　フリークたちにも　拍手されて　「よくやったぞ」　なんて　一言かけられたら　嬉しい