【広告事例】セレブをAI化して誰にでも使えるようにした。キャドバリー「Shah Rukh Khan-My-Ad」
アイディアを出すトレーニング法に「アワード受賞作を、血肉となるように見る」ということを書いた。
具体的にするために、実際にためになりそうな事例を集めていく。
世の中の記事と違うのは、顛末をメモっただけではなく、本当の受賞ポイントまで切り込み、ぼくなりの抽象化/転用法まで記入していることです。
さて、こちら。
カンヌ2022 Gold / silver lionだが、今でも活用できるアイデア。
キャドバリーは、チョコレート屋さんだが、広告としてはかなりハイレベルなキャンペーンを行う骨太なブランドだ。
これは、佐藤達郎さんのフォーブスの特集が、かなりわかりやすく説明をしている。
達郎さんはすごくマジメな方で、この丁寧な説明でキャンペーンの骨子は理解いただけたのではないか?
今回は、達郎さんの説明が素晴らしすぎるので、超安価の記事&ぼくの「転用方法」のみを有料とさせていただきます。
【評価ポイント】
ソーシャルグッドの新たな形。大きなメーカーが、シャー・ルク・カーンというビッグタレントのアセットを、コロナで打撃を受けたスモールビジネスに付与した。
当時の最新AI(Swapもしくはdeepfake)を用いて、「どんな小売店でもビッグタレントCM」をつくることができた。
【抽象化】
「XBOX Fanchize model」と同様、2次創作&スモールショップをマルチプルに増やすアフィリエイト的施策
「ビッグタレントをAIで喋らせる」というデジタルツイン的インサイト
では、これをどう転用しようか?
日本で同じようなことをするならば、たとえば「キムタクがどんな小売店の広告も、AIで喋ってくれる動画を生成できる」のようなことになる。
これは、まったく現実的ではない。タレント事務所が絶対にOKしない。本来、それらの小売店からもすべて年間契約が必要だし、AI化して、何をしゃべらせるかという判断をユーザーに委ねるようなリスクも、絶対にテイクしない。
では、これを日本で最適化しようと思ったらどうするか?
【転用】
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