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氷の大地

〜2017年夏 旅の記憶から〜

アマゾンの旅から1年後の夏。
ニコルさんの誘いにより
僕は北極圏に旅経ちました。

北極圏とは、北緯66度以北の
地域を言います。
(正確には北緯66度33分以北)
なぜ66度なのかというと
地球の自転に関係します。

地球の自転軸は、太陽に対して
23.4度、傾います。
そのため、北緯66度以北には、
一日中、太陽が沈まない白夜と
ずっと太陽が昇らない極夜が
存在することになります。
この白夜と極夜がある地域全部を
北極圏と言います。

陸地としては
ロシア北部、カナダ北部、アラスカ、
グリーンランド、北欧などで、
その中心には北極海があります。

赤道直下の先住民族に会った後、
こんどは極地で暮らしている先住民族
であるイヌイット会いに行くのです。

そこで、融合点のヒントが
見つかるかも知れないと思いました。
そんな意味もあって、
南米アマゾン、インドの次が
北極圏だったのです。

北極圏に行くには、
さまざまなルートがあります。
このときの僕は、
カナダのトロントからグリーンランドに
チャーター便で渡りました。

グリーンランドの最初の一歩は
島の西海岸にある最大の空港
カンゲルルススアーク空港です。

最大といっても、
まったくなにもない大地に
空港がぽつんと建っています。

売店も空港をでたところに
数店舗あるだけでした。
「地の果てまで来た・・・」
そんな印象をうけるところです。

北極圏は、景色が違います。
僕達の行った時期は夏。
雪と氷が溶けて大地がすべて見えていました。

でも他の地域では必ず目にするものが
存在しません。
それはなにか?

『木』です。

北極圏には、「極夜」、太陽が
全く出ない時期があります。
そのため、木が育たないのです。

見渡す限り、岩と砂。
不思議な風景です。
SF映画などで他の惑星という
設定のときによくロケ地として使われるそうです。

そこからバスで移動して
港に向かいます。
沖合には大型客船が停泊していました。
乗客の総数は200名。

半分のひとは、研究者です。
極地研究の科学者、生物学の専門家、
ナショナルジオグラフィックの写真家、
WWF(世界自然保護基金)の職員などで、
残りの半分が僕達のような一般人でした。

この大型船で、グリーンランド西海岸各地を巡り
バフィン湾を横断して、カナダ最北部の
北緯80度付近までアプローチするのです。

僕たちは、小型ボートに分乗して
大型船に乗り込みます。
中は、極地探検に似つかわしくない
ラグジュアリーな客船でした。
一歩外は極地。中は豪華客船
不思議な旅になりました。


つづく


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