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北極の旅に関する観念

〜2017年夏 旅の記憶〜

フィヨルドを抜け
グリーンランド西岸を
北上します。

船の中にいると、カリブ海や地中海でも
走っているかのような感覚になりますが、
一歩船の外にでると
氷山が流れる
北極圏の景色が広がります。

極地観光船の各船室には
TVモニターが設置されていて
24時間、休むことなく
ドキュメンタリーが流されています。

北極に関するものが多く
なかでも有名な動物学者
ディビッド・アッテンボローが
ガイドするBBC制作「プラネットアース」は
何度も放映されていました。

そのドキュメンタリーを観ながら
子供の頃観た、テレビ番組を
思い出していました。

「驚異の世界」
「知られざる世界」
「すばらしき世界旅行」

1970年代から80年代にかけて
日本で放送されていてた
異国を紹介する番組です。

当時は、録画というものが
なかったので
見逃さないように始まる10分前には
テレビの前にスタンバイしていたものでした。

そこには、
まだ見ぬ世界が
生々しく映し出されていました。

なかでも「驚異の世界」によく出演していた
ジャック=イヴ・クストー、
海の専門家の映像は、
インパクトがありました。

彼の姿を見ながら、子供心に
「世界の海を旅したい。
 いつかクストーのように
 北極の海を観てみたい」
そう願っていたことが
蘇ってきました。

でも、意識上は、
そんな環境の厳しいところに
行けるはずがないという
思い込みが強かったのです。
だから、実際に行くまでに
40年近い歳月がかかりました。
(ニコルさんに出会っていなかったら
 一生、北極に行かなかったでしょう)

人のご縁で北極の海に来てみると
とても穏やかで美しくて
静かな世界が広がっていたのです。

最近、このコラムを書き出して
思うことがあります。
次は、僕がこのご縁を繋ぐお役目が
あるのではないかと。

地球の極地。
北極、アマゾン、ヒマラヤ。
このどれか一つでも
体験することが出来たら
意識が開いて
地球というサイズで考え出します。

宇宙飛行士が
宇宙から地球を眺めた時に
意識変容するのと同じです。

この大きなステップを
行くだけで踏めるのが
3つの場所。

僕がすこしお手伝いするだけで
全く違う雄大な感覚で生きる人々が
たくさん出てくる。
そんなことを想像するようになっているのです。

つづく

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