再び南インドへ
ガンジス川の沐浴を終えた僕は、
デリーからチェンナイに飛びました。
そこから、車に乗り換えて
まずは、3つのお寺を巡ります。
それぞれが、数百キロ離れているので
参拝以外の時間は、車の移動です。
お寺に着くと
デリーで買った白装束に着替え
ガイドに用意してもらった
フルーツを神前にお供えします。
面白いのは、毎回、
ココナッツの実を供えるのですが、
御神体には、ココナッツを割って
中のココナッツジュースを
掛けるのが儀礼なのです。
虫が集まってこないのか
ちょっと心配でした。
翌日は、インドとスリランカの国境近くにある
12の井戸がある古い寺院まで行きました。
一つ一つの井戸に
井戸汲み人夫がいて
ロープの先にバケツをつけたもので汲み上げ
頭から井戸水を掛けてくれます。
12の井戸を回り終えると
最後に、寺院の一番奥にある
シバ神とアールアの女神を祀って
そこの儀式は完了です。
合計すると1200キロの移動でした。
移動中、車の後部座席で
ずっと移りゆくインドの
景色を眺めていました。
(それ以外にすることはないので)
広大な大地・・・
インド亜大陸です。
そして、そこに広がるのは
『ペットボトル』でした。
インドでは、まだゴミの収集システムが
完備されていません。
昔から人々は、家のまわりに
ゴミを捨てて暮らしていて、
その風習がまだ多くの場所で残っているのです。
生ゴミ中心のときには
良かったのでしょう。
匂いは出ても解けてしまします。
でもいまでは、ペットボトルなどの
プラスティックゴミが増えてきました。
解けないペットボトルが
ありとあらゆる場所に捨てられて残っているのです。
北インドでも南インドでも同じ風景を観ました。
僕は、20代、30代の殆どを
海で過ごしてきました。
日本でも台風や大雨の直後に、
海に入ると大量のプラスティックゴミが
流されてくるのを観てきました。
インドでも、とうぜん大雨や嵐があるでしょう。
国土に捨てられた、
大量のペットボトルは、
雨によって川に流され海に運ばれます。
海に出たペットボトルは、
波と紫外線で細かく砕かれ、
マイクロプラスティックとなります。
そして、それを魚が取り込むのです。
インドの道端に捨てられている
ペットボトルを観ていて
絶望感に包まれてきました。
2つの文明が、融合点に至る前に
僕達の文明は取り返しのつかない状態に
なるのではないか?
全然間に合わないんじゃないか?
そんな風に感じさせられたのです。
インドで僕が見せられたのは
とてもシリアスな世界の現実でした。
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