円安の行方・・影響、そして先行き
ここ数年日本では「円安」という言葉が頻繁に聞かれるようになりましたね。
この「円安」はどこまで進むのか?
不安になる人は結構いると思います。
その影響、そして先行きについて考えてみましょう。
円安とは
円安とは、日本円の価値が外国通貨に比べて相対的に低下することを指します。
具体的には、外国通貨(例えば米ドルやユーロなど)に対する日本円の交換レートが上昇し、外国通貨1単位あたりの円の価値が低下する状況です。
つまり、海外から見ると、日本円が安くなっているということです。
なので、観光で来日している外国人にとっては、両替をすると以前より日本円が多く交換できる状況なのです。最高ですね。
なので、外国人観光客が増加している要因の一つに、実は円安も含まれています。
円安の現状
最近の円安トレンドを見ると、為替市場ではドルやユーロに対して円が弱含んでいる傾向があります。
これは、日本の低金利政策や国際的な経済状況によるもので、短期的な要因も含まれます。
影響
円安は、輸出企業にとっては好ましい状況です。
なぜなら、円安によって彼らの製品が外国市場で競争力を持つことができるからです。
一方で、輸入企業や国内消費者にとっては、価格上昇やインフレのリスクが懸念されます。
先行き
円安の先行きは不透明です。
為替相場は多くの要因によって左右されるため、正確な予測は難しいです。しかしながら、日本の金融政策や米国の経済動向、世界的な政治情勢などが円相場に影響を与えていることは間違いありません。
日本は国内の景気がいいとは言えないこと、
金利を上げると日銀が保有する国債の利払いが増加してしまうでしょうから、なかなか金利を引き上げることは出来ないと読んでいます。
アメリカはコロナ後の好景気により一気に金利を引き上げましたが、いまだに好景気を継続していて、金利を引き下げのも、早くて今年の後半 又は 終わりあたりで、引き下げも少しずつではないでしょうか。
この金利差があるかぎり、アメリカドルが買われて、世界的にドル高が続くでしょうから、円安は継続していくだろう、と考えられます。
大統領選で共和党トランプ氏が当選すれば、ドル高を緩和すると宣言しているので、円高に振れるでしょうが、
民主党バイデン氏が勝利すれば、やはり円安は継続するでしょうね。
円安に対する対策
個人的にできる対策としては、やはりドル資産を保有することでしょう。
資産の半分を 円 ・ ドル で保有するのが理想です。
そうすることで、円安にふれても、円の価値は下がりますが、反対にドルの価値は上がるので、±0になります。
一般家庭では資産の半分をドルで持つことは、なかなか難しいと思うので、
すこしずつ、アメリカ国債・株・投資信託を増やしていくことで対策はできるはずです。
これを国民の人口レベルでやってしまうとさらに、円安は進行していくでしょうから、やはり円安は引き続き継続かなと思っていて、
1ドル200円が覚悟しておかないとダメだと思っています。
まとめ
円安は、日本経済や国際経済全体に影響を与える重要な要素です。
その行方は常に注目されていますが、予測するのは容易ではありません。
円安が進行すれば、輸出企業にはチャンスですが、
一方で輸入企業や消費者にはマイナスの影響を与える可能性が高いです。
今後の円相場の動向に注目をして、できる範囲で対策をしていくことがとても大事でしょうね。
それではまた。
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