田中宏和

弁護士の田中宏和です。テニスに関係する法律問題について自由に記載していきます。 noteに記載しているものは私的な見解であり、私の所属するいかなる団体の見解を示すものではございません。

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  • テニス関係者の法律相談室~弁護士の視点~

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    テニス関係者に損をして欲しくない!そんな思いから、テニスバカな法律関係者が、テニス関係者が遭遇する様々な場面を法律的な面から解説します!

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      弁護士の田中宏和です。本日は、テニスコーチに関わる法律問題のうち、テニスコーチは労働者なのかという点を中心にお話いたします。 ・なぜ労働者に該当するかどうかが重要なのか テニスコーチが労働者に該当するとすれば、契約書に明記されていないとしても、スクール側はコーチに残業代や深夜労働に対する報酬を支払わなければならず、またコーチはそのような権利が法律上認められることになります。他方で、労働者に該当しないとすれば、労働法の規制は適用されず、スクールと労働者の関係は、契約書に書か

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